高畑尚之
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研究分野
中立説の立場で遺伝学を研究、特に理論集団遺伝学者として多くの研究成果を出した。ミトコンドリアDNA配列などの遺伝情報を元にした集団遺伝学理論、そして主要組織適合抗原(MHC)遺伝子の対立遺伝子の歴史を追う系図学理論を構築した研究により遺伝子系図学理論の発展に貢献した。このほか分子時計に関する理論的研究等、一般的な分子進化機構の解明などにも携わる。また理論的な研究ばかりでなく、これらの理論を使い特にヒトの進化に関する数々の研究成果を上げられた。ヒト多型データの解析から人類のアフリカ単一起源説を支持するほかヒト及びその祖先において集団構造の推定の研究は独創的である。最近では生物と環境との相互作用の問題にも視野を広げ、偽遺伝子の研究等を行っている。