セミコロン
欧文の約物のひとつ
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歴史

セミコロンは「半コロン」という意味である。ドイツ語: Strichpunkt、フランス語: point-virgule、イタリア語: punto e virgola、ロシア語: точка с запятойなどはいずれも「点(ピリオド)とコンマ」を意味する。
現代の意味でセミコロンが初めて使われた印刷物はイタリアのアルドゥス・マヌティウスによって出版されたピエトロ・ベンボ『デ・エトナ』(1494)であり、ピリオドとコンマの二分法よりも細かい区別を人文主義者が望んだ結果生まれた[1]。
英語では19世紀前半にセミコロンは並列節の区切りとして頻繁に使われていたが、1880年代には文法家はセミコロンの用途を独立した文の区切りおよび長い一覧の下位区分のみに限るようになり、その使用頻度は減少した[2]。英国初登場は、1568年に出版されたチェスの手引きだった[3]。ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』には一度もセミコロンが使われておらず、またカート・ヴォネガットは『国のない男』の中でセミコロンの使用を激しく非難した[4]。
日本での用法
英文における用法
その他の言語における用法
コンピュータにおける用法
- C言語、Adaなどのプログラミング言語では、文の終わりを表す。SQL文の終わりも通常はセミコロンを使用する。
- ALGOL、Pascalなどでは、文と文の区切りを表す。Pascalではまた仮引数の区切りにも用いる。
- シェルスクリプト、Pythonなどでは、1行に複数の文を書くときに文と文の区切りを表す。
- BASICでは、PRINT文において複数の値を続けて出力するために用いる。PRINT文の最後にセミコロンを置くと、改行を出力しないことを意味する。
- LISP、アセンブリ言語では、コメントの開始記号であることが多い。
- SGML、XMLなどの文字参照の終わりを表す。
- データの区切りに使用する。Microsoft WindowsのPATHの区切りやデータベース接続文字列の区切りなど。
数学における用法
符号位置
| 記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
|---|---|---|---|---|
| ; | U+003B | 1-1-8 | ;; | セミコロン SEMICOLON |
| ; | U+037E | | ;; | Ελληνικός ερωτηματικό GREEK QUESTION MARK |
| ︔ | U+FE14 | | ︔︔ | PRESENTATION FORM FOR VERTICAL SEMICOLON |
| ﹔ | U+FE54 | | ﹔﹔ | SMALL SEMICOLON |
| ; | U+FF1B | 1-1-8 | ;; | セミコロン(全角) FULLWIDTH SEMICOLON |