2010年上海マンション火災
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所在地
火災は現地時間午後2時15分頃発生。発生地は、上海市静安区膠州路728弄1号。
建物は1997年12月に竣工した28階建の、教員向けの高層住宅[3]。1階は商業スペース、2階から28階までは住宅となっており、156戸440人余りが居住していた[4]。
出火
建物は外壁の改修工事中で、竹による足場が組まれ可燃性のナイロンの網が外壁を囲んでいた[5]。これに10階部分の溶接作業で飛び散った火花が引火したのが出火原因とみられる[5]。火は上下方向に燃え移り、風も強かったことで、短い時間に建物の全体を覆っていった[5]。
約70台の消防車が出動するものの、90メートル級のはしご車が1台という報道もあり、その他大半は50~60メートル級のはしご車で高層階に放水が届かない事態となった[5][6][7]。結果、消火活動は難航し、約5時間後に鎮火。当局の初動の遅れや、消防車の消防能力不足が指摘された[5][6]。ヘリコプターも出動し、屋上に逃れた住民の救出に当たった[8]。
被害
この火災で、58人の死者と70人を越える入院または治療を必要とする負傷者がでた[9][10](火災発生月末時点)。また消息が確認できない者も、56人に及ぶことが報道された[11]。
住人には引退した高齢者の教師が多く、救助には困難を極めた[12][13]。また中国のマンションやアパートには、居住部屋の各入口のドアの外側に「防盗門」と呼ばれる鉄格子が取り付けられていることが多く、当局はこれが救助作業を難しくしていた可能性に言及している。
11月17日、死者の中に日本人男性1人が含まれている可能性が発表された[14]。日本人男性は中国人妻の父親が住む同高層住宅を訪ね、その際に妻とともに火災に巻き込まれたとされていた[15][16][17]。その後、26日に上海の日本総領事館が上海市公安局のDNA型鑑定の結果を受け、67歳の日本人男性1名が火災の犠牲者になっていたことを公表した。


