3本指サイン

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2020年8月16日にタイバンコクでおこなわれた、憲法改正と君主制改革を要求するデモ。民主記念塔英語版の前で、参加者が3本指を掲げている。

3本指サイン(さんぼんゆびサイン[1][2][3])は、主にアジア圏で用いられる、民主主義の支持をあらわすジェスチャーである。もともと小説および映画『ハンガー・ゲーム』における抗議のサインであったものが、2014年タイ軍事クーデターの抗議をあらわすサインとして用いられたのがそのはじまりであり、のちにミャンマー香港カンボジアといった周辺地域においても用いられるようになった。

同サインの起源はスーザン・コリンズの小説シリーズ『ハンガー・ゲーム』および、その映画版である。同作は近未来の北アメリカに位置する独裁国家「パネム」を舞台とする作品で[1]、政府主催の国内12地区の代表者が参加する殺し合いのゲーム、「ハンガー・ゲーム」に参加させられることとなった16歳の少女、カットニス・エバディーンを主人公とする。ゲームの模様はテレビ中継され、最後まで生き延びた1人には巨額の賞金が与えられる[4]

作中における3本指サインは、カットニスの住む第12地区の古いジェスチャーであり、「感謝、称賛、愛する人との別れ」を意味する。カットニスはシリーズ第一部において、第12地区の代表者となってしまった妹の身代わりとして「ハンガー・ゲーム」に出場することになり、ほかの12地区の人びとは彼女に3本指をもって敬意を示した。カットニスは同じくゲームに参加してしまうことになった11地区の少女・ルーと協働し、彼女が亡くなるとこのジェスチャーをもって追悼した[5]。これを契機として、作中世界では11地区を皮切れに3本指のサインが中央政府への抗議を意味するものとして用いられるようになった[5][6]。同映画には、3本指サインで抗議の意思を示した市民が政府によって強制的に排除させられる強烈なシーンがある[1]

アジアの民主化運動における利用

出典

関連項目

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