4つの小品 (ブラームス)

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4つの小品』(よっつのしょうひん、ドイツ語: Vier Klavierstücke作品119は、ヨハネス・ブラームスが1893年に作曲した、ピアノ独奏のための性格的小品集。ブラームスが作曲した最後のピアノ独奏作品であり、また生前に出版された最後の曲集となった(ただし1893年には、作品番号なしの『ピアノのための51の練習曲』(ドイツ語: 51 Übungen für Klavier)も出版されている)。

ブラームス最晩年のピアノ曲は、1892年から1893年にかけて4つの曲集として出版された。すなわち、『(7つの)幻想曲集』(Fantasien)作品116、『3つの間奏曲』(Drei Intermezzi)作品117、『(6つの)小品』([Sechs] Klavierstücke)作品118、そして『4つの小品』([Vier] Klavierstücke)作品119である。これら4つの曲集に収められた曲は、それぞれ奇想曲(カプリッチョ)間奏曲(インテルメッツォ)バラードロマンス狂詩曲(ラプソディ)と名付けられている。作品119は、第1曲 間奏曲 ロ短調、第2曲 間奏曲 ホ短調、第3曲 間奏曲 ハ長調、第4曲 ラプソディ 変ホ長調の4曲から構成される。ただしブラームスがラプソディ ロ短調、作品79-1を当初は「カプリッチョ」と呼ぶつもりであったことからすると、ブラームスの用語法はかなり緩いものだった可能性が高い。一方、ブラームスが「間奏曲」と呼んでいる場合は、カプリッチョ的でも情熱的でもないような、穏やかな曲想の作品に包括的に使われていると見て差し支えない。

なお、確かにブラームスはこれらの小品に詩的な曲名を付けていないが、だからといってブラームスが、同時代のロマン派音楽の一つの特徴といえる標題音楽的な発想をもっていなかったというわけではない。例えば『エドワード・バラード』作品10-1(1854年)は、スコットランドバラッドに着想されており、旋律の中にバラッドの韻律、とくに、「エドワード、エドワードよ」("…Edward, Edward?")という部分が折り込まれていることが聞き取れる。

ブラームスが曲集に編んだこれら20の性格的小品には、以前に作曲された楽曲が含まれている可能性もあり、確証があるわけではないが、例えばこの曲集の4曲目などのように、1892年以前に構想されていたものも含んでいるかもしれない。なお、年代の早いピアノ抒情的小曲の曲集が2集存在している。『8つのピアノ曲』([8] Klavierstücke)作品76と、『2つのラプソディ』(Zwei Rhapsodien)作品79はであり、これらは1871年から1879年にかけて作曲され、それぞれ1879年と1880年に出版されている。

楽曲

脚注

外部リンク

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