8号門クラブ
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1990年頃に結成され、2010年当時、メンバーは数十人ほど[2]。春・夏の全国大会に合わせて、全国各地から甲子園球場の「8号門」前に集っていた。
当時、全席自由席で興行が行われていた全国大会をバックネット裏の最前列で観戦するために、開幕日の数日前から大会中を通じて甲子園球場の8号門前で野宿する姿が高校野球ファンの間で長らく話題となり、やがて彼らは「8号門クラブ」と呼ばれるようになった。開門と同時にバックネット裏の最前列と2列目に陣取り、全試合観戦しているメンバーの姿は、服装が目立つこともありピッチャーの後ろ姿を基本映像とする野球中継でも確認できた[1]。
その一方で、自由席とはいえ同じ集団がバックネット裏の特定の席を占有し続ける行為や観戦マナー、バックネット裏に座ろうとした者を取り囲むように圧力をかけ半強制的に席を移動させるといった行動への批判もあった[3][4][5]。特に2015年の夏(第97回選手権大会)頃から批判が相次ぐようになったことを受けて[3]、翌2016年の春(第88回選抜大会)よりバックネット裏のテレビ・インターネット中継で映る最前列エリアの座席が近畿広域圏の少年野球チームを対象とした[6]無料招待席「ドリームシート」に転換された[7](対象エリアの座席にはカバーが掛けられている)ことで、いわゆる「8号門クラブ」のメンバーらはバックネット裏の最前列からは締め出された。
ただ、球場への出入り自体は禁止とされたわけではなかったため、その「ドリームシート」設置後もメンバーらは、三塁側方向のバックスクリーン設置の中継カメラには映らないエリアの最前列で継続して観戦していた。
なお、バックネット裏の中央特別自由席(プロ野球開催時では『グリーンシート』とされる部分)については、2018年の夏(第100回選手権記念大会)から夏の大会のみ全日全席前売り指定席とされた(春の選抜では従来通り全席自由席)[8]ため、同大会では従来通り自由席である一塁側ベンチ真上(アイビーシートに該当する箇所)の最前列にて観戦していた。
コロナ禍を経て現在は外野席も含めて全席有料となったほか、春・夏ともに全日が前売り発売となり、かつ外野席も含めて全席指定席となった[9]ことから、球場前での席取りを目的とした徹夜・野宿をする者はいなくなった。
脚注
- 1 2 “第92回熱闘裏甲子園”が開幕!ネット裏の住人・8号門クラブを追う。 - Sports Graphic Number
- ↑ 『野球小僧8月号増刊 高校野球小僧2010夏号』, 白夜書房
- 1 2 甲子園の風景が変わる…今春からネット裏に小中学生無料招待 - スポーツ報知、2016年9月10日閲覧
- ↑ 【高校野球】注目試合を前にネット裏でバトル?“ラガー対決”がTwitterで話題に -2015年8月12日 BASEBALL KING
- ↑ 甲子園のラガーさん、センバツ全戦観戦 ネット裏“立ち退き”で一時は引退覚悟も -2016年1月22日, zakzak, 2017年2月2日閲覧
- ↑ 現在は、近畿圏に限定せず全国を対象としている。
- ↑ 未来の球児たちへ 選抜大会で「ドリームシート」新設 - 朝日新聞、2016年9月10日閲覧
- ↑ “夏の甲子園、外野席を有料化へ 清宮フィーバーが契機 事故防止が狙い”. デイリースポーツ (神戸新聞社). (2018年1月25日). https://www.daily.co.jp/baseball/2018/01/25/0010926545.shtml 2018年1月26日閲覧。
- ↑ “入場券”. 日本高等学校野球連盟. 2025年8月22日閲覧。
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