ACAM2000天然痘ワクチン
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| ワクチン概要 | |
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| 臨床データ | |
| 販売名 | ACAM2000 |
| 別名 | Smallpox (Vaccinia) vaccine live[1] |
| AHFS/ Drugs.com | monograph |
| 医療品規制 | |
| 胎児危険度分類 |
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| 投与経路 | Pricking the skin[1] |
| 法的地位 | |
| 法的地位 | |
| 識別子 | |
| 化学的および物理的データ | |
ACAM2000天然痘ワクチン(英: ACAM2000 smallpox vaccine)、または、ACAM2000は、天然痘とエムポックス(MPOX)の予防に用いられる天然痘ワクチンである[3]。通常、感染リスクが高い人のみに単回投与される[3]。投与方法は、ワクチンに浸した2本針を上腕部の皮膚に数回刺して接種する[1]。同様のワクチンがすべての年齢層に用いられる[2]。感染リスクが継続している患者には、3年から10年ごとに追加接種がおこなわれる場合がある[3]。
一般的な副作用には、投与部位の反応、リンパ節の腫れ、発熱、倦怠感などがあげられる[2]。その他の副作用には、心筋炎、心膜炎、脳炎、ワクシニア感染症などがあげられる [2]。妊娠中に使用すると胎児に害を及ぼす可能性があるが、天然痘に感染した場合は妊婦への使用が正当化される可能性がある[2]。生きたワクシニアウイルスが含まれているため、濃厚接触者に感染する可能性がある[2]。
ACAM2000は2007年に米国で医療用として承認された[4]。2008年までに、天然痘予防に使用されていたワクチンであるDryvaxはACAM2000に取って代わった[5]。ACAM2000はEmergent Product Development Gaithersburgにより細胞培養で製造されている[4][6]。2008年の米国政府にかかった費用は1投与あたり約5米ドルである[7]。
管理
ACAM2000は天然痘に対する予防効果があり、天然痘感染リスクの高い人に使用される[8]。
天然痘は生物学的脅威であると考えられている。生物兵器は、人間、動物、植物に病気や死を引きおこす可能性のある毒素または生物のことである。曝露は意図的な生物テロ攻撃、生物兵器の偶発的な放出、あるいは自然事故によって起こる可能性がある[9]。
天然痘が最後に発生したのは1977年であるが、天然痘が生物兵器として使用される可能性があるため、ワクチンの開発には関心が寄せられている[10]。
ワクチンの投与にはステンレス製の二股針が用いられ、皮内、皮下、筋肉内、静脈内の経路で投与してはならない[3]。針をワクチン溶液に浸し、上腕部の皮膚を数回刺す[3]。ワクシニアウイルスは注射部位で増殖し始める[3]。局所感染を引き起こし、3~4日以内に接種部位に赤く痒みを伴う潰瘍が発生する[3]。感染が起これば、ワクチンが成功したという証拠となる[3]。最終的に傷は水ぶくれになり、その後乾燥する[3]。かさぶたができ、3週間後には剥がれ落ち、小さな傷跡が残る[11]。可能であれば、他のワクチン接種は延期し、生ワクチンの場合は28日間の間隔をあける必要がある[3] 。COVID-19ワクチン(モデルナ社、ノババックス社、ファイザー・ビオンテック社)または結核のツベルクリン皮膚検査が必要な場合は、ACAM2000ワクチン接種後少なくとも1か月待つ必要がある[3]。逆に、ACAM2000ワクチンはCOVID-19ワクチン接種後に待つことなく接種することができる[3]。複数回の注射が必要な場合は、少なくとも1インチの間隔をあけるか、異なる手足に注射する必要がある[3]。
副作用
ワクチン接種した人のほとんどに、接種部位の痛み、発熱、体中の痛みなどの軽い反応が現れる。人によって副作用は重度なものから生命を脅かすものまでさまざまである[12]。一般的な副作用には、接種部位の症状、リンパ節炎、倦怠感、疲労、発熱、筋肉痛、頭痛などがあげられる[13]。これらの反応は、初めてワクチンを接種した人よりも再接種を受けた人の方が頻度が低い[13]。
ACAM2000ワクチンは天然痘ウイルスを含んでいないため、天然痘を引き起こすことはない[11]。
ワクチン接種を受けた人は、最大3週間まで直接接触することで他の人にワクシニアウイルスを感染させる可能性があるため、リスクの高い人との接触を避けることが推奨される[2]。
妊娠
天然痘に暴露したことのある妊婦でMVA-BNが入手できない場合は、ACAM2000ワクチンを投与することができる。集団発生緊急事態の場合、ワクチン接種に禁忌はない。「天然痘感染による母体の重度の症状や死亡、早産、流産、死産のリスクはワクチン接種によるリスクよりも大きいため、天然痘ワクチン接種は推奨され、集団発生緊急事態の場合には妊婦にも接種されるべきである」[14]。
歴史
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第一世代のワクチンは子牛のリンパから抽出されたもので作られており、Dryvax、APVS、Lancy-vaxina、Lister などがある。第二世代ワクチンは細胞培養によって作られており、ACAM2000とCCSVなどがある[10]。
DryvaxとACA2000は両方とも、ニューヨーク市保健局のワクチン株から得られる。Dryvaxは子牛の皮で培養され、その後凍結乾燥されて保存される。 Dryvaxは1931年に初めてFDAによって認可されたが、現在は製造されていない。 ACAM2000は第二世代の天然痘ワクチンである。これは、Dryvaxのクローンから現代の細胞培養技術を用いて精製、生産されている[11]。
Emergent BioSolutionsは、米国疾病予防管理センター(CDC)との契約に基づきACAM2000を開発した[15]。
米国食品医薬品局(FDA) は、2007年8月にACAM2000を承認した。2008年2月までに、すべての天然痘ワクチンはDryvaxからACAM2000に取って代わった[16]。