AINOU

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中村佳穂 > AINOU
リリース
ジャンル
時間
『AINOU』
中村佳穂スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
レーベル AINOU
チャート最高順位
中村佳穂 アルバム 年表
リピー塔がたつ
2016年
AINOU
2018年
NIA
2022年
『AINOU』収録のシングル
  1. 「きっとね!」
    リリース: 2018年10月24日 (2018-10-24)
ミュージックビデオ
「きっとね!」 - YouTube
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映像外部リンク
中村佳穂『AINOU』Official Trailer

AINOU』は、日本シンガーソングライターである中村佳穂の2ndアルバム。2018年11月7日に、自主レーベル・AINOUよりリリースされた。

ハイブリッドで先鋭的な音楽性を内包した本作は、メディアやリスナーから絶賛を持って迎えられ、「APPLE VINEGAR - Music Award -」では2018年度の大賞を受賞。雑誌『ミュージック・マガジン』の特集「2010年代の邦楽アルバム・ベスト100」では第9位に選出された。

中村佳穂は、2018年8月3日に大阪で行われた自身のフロアライブ「Kaho Nakamura presents. pray play for U」にて、ニューアルバム「AINOU」を11月7日に発売し、同名のレーベルをSPACE SHOWER MUSIC内に立ち上げることを報告した[5]

アルバム制作には、レミ街の荒木正比呂(Key.) と深谷彩(Vo.)が大きな役割を果たしている。中村は彼らの音楽について「作りはビート・ミュージックなのに、無機質な歌声がそこに乗ることで流動的に聴こえる。そこが不思議」と語っており、今回の共同制作については「そんな彼らに私のことを紐解いてもらいたかった。一緒にやることで希望が見出せそうな気がしたんです。」と述べている[6]

「今まではソロの肉付けという感じで各地の人とセッションをしていたけど、今作はデモを完全に作りこんでから、東京に持っていく感じだったので、衝動的に作るというより、緻密に作りました。ただトラックに歌をのせるというより、イチから作り方を考えましたね。」
中村佳穂、SPICEでのインタビュー[7]

制作は約2年に渡って行われ、結果的にリリースまでは制作開始から約2年半の期間を要している[7]。サポートメンバーも別の仕事で生計を立てていたため、「月に何回か、この日に会おうというやり方」だった[7]。また、「バンドとしてお互いの理解を深め、それをブラッシュアップさせていくためにどうするべきなのか」を考えた結果、三重県で合宿を行ったという[6]。アルバム制作には上述の2人に加えて、シンガー/トラックメイカーのMASAHIRO KITAGAWAとギタリストの西田修太が参加しており[7]、この4人で「中村佳穂Band」という名義が用いられている。制作の序盤は「なかなか形にならないまま、集まっては解散するというのを1年以上続けていた」といい、「1週間くらい作業したのに、本当に少しのメロディーを持ち帰るだけのような日々」というタフな作業だった。2018年6月にレコーディングを行う直前まで作り続けていたといい、合宿も数えられないほど積み重ねていたという[7][注 1]

音楽性

本作は、モダンR&Bの先鋭性をまとったビート感とエレクトロニカ的な精緻きわまるプロダクションを融合させたサウンド、それらの音世界を自在に飛翔してく歌声とメロディーを最大の特徴としている[1]ジャズ評論家柳樂光隆は、本作の音楽性に関して「ネオ・ソウル以降のジャズやフューチャー・ソウル、ジェイムス・ブレイク以降のボーカルの加工、トラップ以降のラップにも通じるリズムを取り入れた歌、プログレッシブな南米音楽クロスリズム、ここ5年くらいの音楽シーンのトピックがひたすら詰まっている。」と指摘している[1]音楽ライターの松永良平は、「ポップスともジャズとも判然とさせないまま音をかきまぜ、ときにうつくしく、ときに荒っぽく音楽を乗りこなしてゆく」と語り、中村の音楽について、「表現としての突破力は奔放で強く、音楽の性根もとても誠実。そういう意味での彼女の先達として僕は、ある時期の矢野顕子を思い浮かべもする。」と述べている[1]タワーレコードは、本作に関して、シティ・ポップ的なアプローチからファンク、クラシカル、エレクトロなど、想像以上の縦横無尽のポップス性と多面的な奥深さを持っている。」と指摘。また、「鍵盤を踊るようにたたきメロディにのせてアドリブでその場の空気に合わせ歌うパフォーマンスはポスト矢野顕子といっても過言ではない。」としている[8]

評価

収録曲

脚注

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