BBCブレックファスト

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BBCブレックファスト
BBC Breakfast
別名 ブレックファスト(Breakfast
原案 BBCニュース
司会者
テーマ曲作者 デヴィッド・ロウ
国・地域 イギリスの旗 イギリス
言語 英語
各話の長さ
  • 210分(平日)(2024年 - )
  • 240分(土曜日)
  • 180分(日曜日)
製作
撮影地
製作 BBCニュース
放送
放送チャンネル(週末)
放送期間2000年10月2日 (2000-10-02) - 放送中
公式ウェブサイト
番組年表
関連番組
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BBCブレックファストBBC Breakfast)』は、イギリスBBC朝のテレビニュース番組で、BBCニュースが制作し、毎朝6:00からBBC Oneで放送されている。また週末には、BBCニュースチャンネルのイギリス向け放送でも放送されている。同時放送は生放送で行われ、当初はロンドンのBBCテレビジョンセンターから放送されていたが、2012年にグレーター・マンチェスターのサルフォードにあるメディアシティUKへ移転した[1]。本番組は毎日放送され、ニュース、スポーツ、天気、ビジネス、特集などを織り交ぜた内容となっている。なお、BBC Oneで放送されない場合は、BBC Twoで放送される。

ブレックファスト・タイム』は、BBC初の朝の番組であり、ロン・ニール英語版がプロデューサーを務めた[2]。同番組は、民間テレビ会社であるTV-amが朝のテレビ番組を開始する計画に対応して考案されたものである。『ブレックファスト・タイム』の初回放送は1983年1月17日で[3]フランク・ボフ英語版セリーナ・スコット英語版ニック・ロス英語版が司会を務めた。スタジオの雰囲気は、くつろいだ親しみやすさを演出することを意図しており、セットはスタジオというよりもリビングルームを模したもので、赤い革張りのソファが置かれ、ボウとロスはセーターや開襟シャツといった服装で出演していた。ロン・ニールは、料理や体操、さらには(やや議論を呼びつつも)占星術師のラッセル・グラント英語版の出演などを取り入れ、視聴者の朝の日課の一部となることを目指した[4]。『ブレックファスト・タイム』は150分番組で、当初は6:30〜9:00まで放送されていたが、1985年2月18日からは6:50〜9:20の枠へと変更された。

ロン・ニールは番組を離れ[2]、1986年11月10日には、ニュースデスクを設置し、司会者がスーツを着用するなど、より従来型のニュース重視の構成が導入された。また、放送時間も短縮され、7:00に開始し、8:30から8:55の間に終了する形となった[4]。出演者には、カースティ・ウォーク英語版ジョン・ステイプルトン英語版ジェレミー・パックスマン英語版サリー・マグナソン英語版らが含まれていた。

1989年10月2日、番組は『BBCブレックファストニュース』へと改名され、6:30開始で、従来のニュース番組のデスクスタイルを模したセットを用いるなど、より権威的なトーンが採用された。初回放送は、ニコラス・ウィッチェル英語版ジル・ダンドー英語版が担当した[5]。また、この新番組開始にあわせて導入されたビジネスニュース枠は、1993年1月には「ビジネス・ブレックファスト(Business Breakfast)」として独立し、6:00からの1時間番組に拡大された。一方、『BBCブレックファストニュース』は7:00開始となった。1993年4月には、両番組とも当時の第6スタジオフロアにあったN2スタジオへ移転し、『One O'Clock News』『Six O'Clock News』『Nine O'Clock News』で使用されていたセット(新しいコンピューター生成のバーチャルセット)を用いるようになった[5]。さらに1997年6月には再度の刷新が行われ、番組名は『ブレックファストニュース』へと変更された[5]

歴史

2000年10月2日、BBC OneとBBCニュース24(BBC News 24で別々に放送されていた朝の番組が統合され、両チャンネルで同時放送される『ブレックファスト(Breakfast)』が開始された。初回放送は、ソフィー・ラワース英語版ジェレミー・ボーエン英語版が担当した[5]。スタジオは2003年6月30日に新しいセットへと刷新された。2006年4月3日以降、BBCニュースチャンネルは(8:30開始という)従来の編成に戻り、『ブレックファスト』はBBC Oneで9:15まで放送が続けられるようになった。2008年4月には、BBCのニュース全体のリブランディング(約55万ポンド規模)の一環として、BBCニュース24は「BBCニュース(BBC News)」へと改称され、新しいスタジオやプレゼンテーションも導入された。

2006年5月2日、より大規模なセットデザイン(バルコ(Barco)製のビデオスクリーン英語版の壁を含む)を必要とする他のBBC Oneのニュース番組と共に、BBCテレビジョンセンター内のスタジオN6へ移転した。当初、スクリーンには青空に巻雲(シーラス雲)が浮かぶ映像が表示されていたが、「寒々しく見える」という視聴者からの意見を受けて変更された[5]。代わりに、番組の新しいタイトルシーケンスにも使われているオレンジ色の四角形のデザインが採用され、かつては目立っていたスクリーンの継ぎ目や不具合を目立たなくする目的もあった。その後、スクリーンにはニュース内容に応じた映像(様々な背景、グラフィック、静止画など)が表示されるようになった。このセットは汎用的なビジュアルスタイルを持ち、全国放送の定時ニュースなど他の番組にも、大きな物理的変更を加えることなく使用できるものだった。なお、2003年1月17日に『ブレックファスト・タイム』放送開始から通算で20周年を迎えた[6]

2008年1月28日、かつて『ブレックファスト・タイム』がBBCライム・グローブ・スタジオズ(BBC Lime Grove Studios)から移転後に拠点としていたTC7スタジオへ戻った。2009年3月2日には、新しいセットとスタジオ背景でリニューアルされた[5]。その背景はBBCニュースチャンネルのものに似ており、新しい『ブレックファスト』のタイトルも同様のデザインとなった。同年5月には、コスト削減の一環として、ロンドン証券取引所からのビジネスニュースの生中継が廃止された[7]2010年7月、BBCは『ブレックファスト』をサルフォード・キーズ(Salford Quaysの新スタジオへ移転することを発表した[8]。またBBCは、2012年4月のサルフォードへの移転にあたり、共同司会者のシアン・ウィリアムズ英語版とスポーツ担当のクリス・ホリンズ英語版が、イングランド北部英語版への移転に参加しない意向であることも明らかにした[9]2012年3月15日にウィリアムズが番組を降板した。

2011年12月12日、複数の司会者変更のうち最初の発表が行われた。ルイーズ・ミンチン英語版はスタジオのサルフォード移転に伴い、『BBCブレックファスト』の他の主要司会者であるビル・ターンブル英語版スザンナ・リード英語版チャーリー・ステイト英語版に加わることになった。また、キャロル・カークウッド英語版2012年3月26日以降もロンドンに残り、天気予報を担当した。スポーツ担当のマイク・ブッシェル英語版サリー・ニュージェント英語版、そしてビジネス担当のステフ・マクガヴァン英語版はサルフォードへ移転した。サルフォードからの初回放送は、2012年4月10日に行われた[10]。ロンドン拠点の新聞はこのBBCの移転に対して広範な批判を報じたが[11][12][13]、視聴者数の減少は起こらず、約150万人という平均視聴者数は維持された[14]

2012年ロンドンオリンピックにより、番組は一時的に、ストラトフォードオリンピック・パーク近くに設けられた仮設スタジオから放送された。大会期間中は、ビル・ターンブル英語版、チャーリー・ステイト、ルイーズ・ミンチン英語版、そしてBBCスポーツヘイゼル・アーヴィン英語版に加え、元司会者のシアン・ウィリアムズ英語版クリス・ホリンズ英語版も復帰し、朝の番組を担当した。番組は、閉会式の翌朝にBBCニュースチャンネルのスタジオから放送を行って一時的なロンドンでの放送を終了し、その翌日には再びサルフォードからの放送に戻った。

2013年3月19日、前日からBBCニュース全体で使用されているグラフィックやフォントに合わせる形で、「ローワーサード英語版(画面下部のテロップ表示)」を更新した。その結果、時刻表示は画面右下へ移動された[要出典]

2014年スザンナ・リード英語版が番組を離れ、ITVで刷新された『グッド・モーニング・ブリテン』に加わった[15]。その後、ナガ・ムンチェッティ英語版がレギュラー司会者となり、長年リリーフ司会者として(特に日曜版を定期的に担当するなど)出演してきた経験を経て、毎週木曜日から土曜日にチャーリー・ステイトと共に番組を担当するようになった[16]。同年7月23日には、番組は再びスタジオ外からの放送を行い、この時はグラスゴーに移動して、2014年コモンウェルスゲームズのハイライトを紹介した。開会式に先立つ時間帯には、キャロル・カークウッド英語版セルティック・パークから中継を行った。また、大会終了翌日には、第一次世界大戦開戦から100年を記念する式典に向けて、ステイトがグラスゴー大聖堂から番組を進行した。

2016年2月、ビル・ターンブルが番組を降板し[17]、後任としてダン・ウォーカー英語版が就任した[18]。また、2016年リオデジャネイロオリンピックの期間中、番組は再び『オリンピック・ブレックファストOlympic Breakfast)』と改題され、サルフォードとリオのBBCスポーツのスタジオを結んで放送された。

2019年9月、ナガ・ムンチェッティは、アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプの発言を人種差別的英語版だと批判したことで、当初はBBCのガイドラインに違反したと判断された。同年7月、番組の司会中に、ムンチェッティはトランプが対立する相手に対し「go back(自分たちが来た場所へ帰れ)」と述べた発言に異議を唱えていた。ムンチェッティは「有色人種の女性である私が『元いた場所に帰れ』と言われるたびに、それは人種差別に根ざしたものでした。ここで誰かを非難しているわけではありませんが、特定の言葉が何を意味するかは分かるはずです」と述べた[19]レニー・ヘンリー英語版エイドリアン・レスターを含む複数の著名人は、BBCに対しこの判断の見直しを求める公開書簡に署名した[20]。その後、「ガーディアン」は、共同司会者のダン・ウォーカーについても苦情が出されていたものの、申立人の追加の苦情がムンチェッティのみに焦点を当てていたため、BBCの幹部苦情対応部門(executive complaints unit、ECU)の調査ではウォーカーの発言は主な対象とされなかったと報じた[21]。その日のうちに、BBC会長のトニー・ホール英語版が自ら検討を行い、この決定を覆した[22][より良い情報源が必要]

2021年6月、ルイーズ・ミンチン英語版は、20年担当した番組を離れることを発表した[23]。ミンチンの最後の出演は同年9月15日だった。その後、9月20日からはサリー・ニュージェント英語版がダン・ウォーカーと共に司会を務めた。2021年10月27日、ニュージェントは月曜日から水曜日を担当する新たなレギュラー司会者として正式に番組に加わることを発表した。2022年4月4日には、ダン・ウォーカーが番組を離れ、ITNに移籍して『チャンネル5ニュース』の共同メイン司会者に就任することが発表された[24][25]。ウォーカーの最後の出演は同年5月17日だった。

2022年5月26日、BBCは、『BBCブレックファスト』が『BBC News at Six』および『BBC News at Ten』と共に、BBC全体のリブランドの一環として、同年6月に完全に新しいスタジオと演出を導入する形で刷新されると発表した。また、2023年初頭までに地域向けBBCチャンネルがHD放送へ移行するのに合わせ、各地域のローカル番組も今後数ヶ月にわたり刷新されることになった。さらに7月8日には、代理司会者を務めていたジョン・ケイ英語版が、ダン・ウォーカーの後任として正式に番組の司会者に就任することが発表された[26]

2023年4月にイギリス向け視聴者国際向け視聴者に対するBBCニュースの放送が統合された後も、本番組はイギリス向けフィードでのみ同時放送が継続され、国際向けフィードでは一般ニュース放送と『ワールド・ビジネス・リポート英語版』が放送されていた[27]。しかし、2025年1月以降、平日におけるイギリス向けフィードとの同時放送は廃止され、イギリス向けフィードでも、国際視聴者向けと同様に一般ニュース放送と『ビジネス・トゥデイ(Business Today)』が放送されるようになった[28]

2023年6月26日、番組の新たな装いを発表し、サルフォードのメディアシティUKにある最新の多目的スタジオへ移転した[29]

2023年11月29日、BBCは、『BBCブレックファスト』の平日の放送時間を15分延長し、9:30まで放送すると発表した。その後は『モーニングライブ英語版』が続き、こちらも30分拡大されて10:45まで放送されることになった。この変更は2024年1月2日に実施された[30]

2025年の最初の数ヶ月間、番組は平日にBBCニュースチャンネルでは放送されず、代わりに同チャンネルでは国際向けニュースサービスの放送が続けられていた。ただし週末には、引き続きBBCニュースチャンネルで放送されていた[31]。その後、同年春までには再び毎日放送されるようになったが、同年10月29日には、再び平日の編成から外されることとなった[32]

形式

平日6:00〜9:00までの同時放送中、スポーツニュースはおおよそ6:30、7:30、8:30に放送される。また土曜日には、ニュース要約の後、9:30にも放送される。さらに、ロイヤル・アスコットウィンブルドンなどのスポーツ会場から生中継のスポーツニュースが行われ、司会者が主要なスポーツ関係者にインタビューを行う。イギリス国内の天気予報は、番組を通して毎時15分と45分に放送され、ブロードキャスティング・ハウス内のBBCウェザーセンター(BBC Weather Centre)、または現地中継で伝えられる。また、地域毎の短いニュース、交通情報、天気予報が、番組中の毎正時および30分前に放送され、それぞれの枠は3分15秒で構成され、9:10には6分間のニュース枠も設けられている。9:00にBBCニュースチャンネルが独自編成へ移行した後は、『BBCブレックファスト』はBBC Oneで9:30まで延長される。

週末には、地域放送局からのニュース更新は行われない。また、週末版の1時間目および/または2時間目では、『ニュースウォッチ英語版』(土曜日7:45放送)、『テック・ナウ(Tech Now)』(日曜日7:45放送)、『トラベル・ショー英語版』など、BBCの他の番組の短縮版が放送されることがある。本番組はBBC OneとBBCニュースチャンネルで同時放送されているが、プレミアリーグのシーズン中は、日曜日にBBC Oneが前夜放送分の『マッチ・オブ・ザ・デイ』を放送するため、番組から離脱することが定期的にある。

インタラクティブ

番組では、電子メールFacebookTwitterを通じて、視聴者からの反応や参加を促している[33][34]。また、放送された映像リポートやインタビューは、放送後に番組のFacebookページで公開されている。

現在の出演者

メイン司会者[35]

注:日曜版は、通常の代理司会者チームの中から1人または2人の司会者によって進行される。

在任期間 出演者 担当曜日
2021年 - サリー・ニュージェント英語版[36] 月曜日〜水曜日
2022年 - ジョン・ケイ英語版[37]
2008年 - チャーリー・ステイト英語版 木曜日〜土曜日
2014年 - ナガ・ムンチェッティ英語版[38]

代理司会者

在任期間 出演者
2012年 - ロジャー・ジョンソン英語版[39]
2015年 - レイチェル・バーデン英語版[40]
ベン・トンプソン(Ben Thompson[41]
2019年 - ニーナ・ウォーハースト英語版[42]
2021年 - ラクスミー・ゴーパル(Luxmy Gopal[43]
2023年 - サラ・キャンベル(Sarah Campbell[44]
2025年 - エマ・ヴァーディ(Emma Vardy[45]

ビジネス担当キャスター

出演者 役職 担当曜日 備考
エマ・ヴァーディ[46] メインキャスター 月曜日〜木曜日
ピーター・ラディック(Peter Ruddick リリーフキャスター 代理担当日または金曜日
サラ・ロジャース(Sarah Rogers
ダン・ウィットワース(Dan Whitworth ラジオ4『マネー・ボックス(Money Box)』英語版記者
ケイティ・オースティン(Katy Austin

スポーツ担当キャスター

出演者 役職 担当曜日
ジョン・ワトソン(John Watson[47] メインキャスター 月曜日〜水曜日
マイク・バッシェル英語版[48] 木曜日〜土曜日
ジェーン・ドゥーガル(Jane Dougall[49] リリーフキャスター 代理担当日または日曜日
ギャビン・ラムジャウン英語版[50]
チェタン・パターク(Chetan Pathak[51]
ヒュー・フェリス英語版
オリー・フォスター(Olly Foster
ベン・クラウチャー(Ben Croucher
アダム・ワイルド(Adam Wild

気象担当キャスター

在任期間 出演者 役職
2004年 - マット・テイラー英語版[52] メインキャスター
1998年 - ルイーズ・リア英語版[53] 週末・リリーフ担当
2000年 - ヘレン・ウィレッツ英語版
トマシュ・シャフェルナカー英語版
2001年 - クリス・フォークス(Chris Fawkes
スーザン・パウエル英語版
2007年 - スタヴ・ダナオス英語版
2008年 - サラ・キース=ルーカス英語版
サイモン・キング英語版
2012年 - ベン・リッチ英語版

レギュラーリポーター

出演者 役職
グラハム・サッチェル(Graham Satchell[54]
ジョン・マグワイア(John Maguire[55]
ティム・マフェット(Tim Muffett[56]
ジェイン・マッカビン(Jayne McCubbin[55]

レギュラーBBC寄稿者

出演者 担当分野
ポール・ルイス英語版 個人金融
デイビッド・シリトー(David Sillito メディア・芸術
リゾ・ムジンバ英語版 エンターテインメント

関連項目

脚注

外部リンク

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