BeReal

フランスのソーシャル・ネットワーキング・サービス From Wikipedia, the free encyclopedia

BeReal(ビーリアル[5])は、フランスSNSアプリ[6]GoProの元従業員であるアレクシ・バレイヤとケビン・ペローによって開発され、2020年に公開された[7][8]。2022年初頭から半ばにかけて急速に人気を獲得し、同年8月下旬時点でアプリの日間アクティブ利用者数は1,000万人以上、月間アクティブ利用者数は2,160万人以上に達した[8][9][10][11]。有給のアンバサダー・プログラムが後押しとなり、大学のキャンパスから広く普及した[12][13]

作者 アレクシ・バレイヤ、ケビン・ペロー[1][2]
初版 2020
プログラミング
言語
Swift(iOS)、Kotlin(Android)[3]
概要 作者, 初版 ...
BeReal.
作者 アレクシ・バレイヤ、ケビン・ペロー[1][2]
初版 2020
プログラミング
言語
Swift(iOS)、Kotlin(Android)[3]
対応OS iOSAndroid[4]
対応言語 8言語
ライセンス プロプライエタリ・ライセンス
公式サイト bereal.com ウィキデータを編集
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特徴

1日1回、2分間の投稿枠が開いたことを全ての利用者に向けて一斉に通知する[8]。通知時刻は日によって異なり、利用者はいつ通知が来るのか知らされない。通知が届いたら、その瞬間に何をしているのかをカメラで撮影し、視覚的に描写した投稿(通称"BeReal"[14])の作成を行う。投稿に用いる写真や動画に画像処理フィルタを適用するなどの編集は一切できない[15]。こうした制限により、「一度だけの本当の自分を友達に見せる」こと、「利用者が完璧ではない写真や動画を投稿する」ことに重点を置いている[6][16]

日々の通知が送られると、利用者は前日に撮られた他の人のBeRealを見ることができなくなる。さらに、利用者は自分の写真や動画を投稿するまで、その日撮られた他の人のBeRealを見ることはできない[17]。時間通りに投稿されたBeRealは投稿された時間が表示され、2分間の期限を過ぎて投稿されたBeRealはどれだけ遅れたかが表示される[17]。また、他の利用者は、BeRealの再撮影回数と、BeRealが撮影された位置情報、投稿時に再生していた楽曲(Apple MusicSpotifyに対応)を見ることができる。

利用者はいつでも自分のBeRealを削除して別のBeRealを投稿することができる。最初の投稿が2分間の投稿枠内であった場合、次の通知まで計6枚の投稿ができる。間に合わなかった場合は計2枚の投稿ができる。

BeRealは友達に登録された人と共有され、友達のBeRealにはコメントとRealMojiと呼ばれる絵文字を投稿することができる[17][18]。ディスカバリー機能も備えており、利用者は友達以外の利用者に向けて共有することも可能である[19]。ただしディスカバリーではBeRealにコメントすることはできず、RealMojiのみ送ることができる[18]

登録されている友達とチャットできる。文字、RealMoji、その場限りのBeRealを送信でき、グループの作成も可能になっている。

Instagramに対抗するために設計されている一方で、SNS中毒や使いすぎを抑えるように設計されている[8][20]。マーケティング資料では「中毒になる可能性がある」と警告しているが、「BeRealは利用者を有名人にすることはない」とも記載されている[21]

明確な画像管理プロセスが存在しないため、利用者による不適切な写真や動画の投稿を制限することはない[22]。利用者が不適切な内容を投稿している場合、その利用者や投稿を報告することができる通報機能がある[23]

問題点

1日1回の投稿枠に合わせて利用者が一斉に写真を撮影する性質上、学校の授業中や更衣室内、図書館、コンサート会場、満員電車などにおいて利用者が不適切な使用をする可能性が指摘されている[24][25]

また、不意の通知によって即座に投稿を促すシステムであるため、それに反応して即座に撮影し投稿したことが原因で、個人情報や機密情報を漏洩させるリスクも指摘されており、日本でも2025年以降以下のような事例が継続的に起きており、問題が表面化している。

  • 2025年10月2日、北海道岩見沢市岩見沢市立総合病院の受付委託業者の職員が患者20名分の個人情報を含むモニター画面をBeRealに投稿した。市民からの通報で発覚し、病院は対象の患者に謝罪するとともに職員を業務から外し、スマートフォンの持ち込み・使用の禁止や情報管理研修の実施、守秘義務の徹底の通達を行った[26][27]
  • 2026年4月20日、宮城県仙台市太白区の市立小学校の教諭が校内のパソコン画面をBeRealに投稿した。パソコンには職員同士の資料共有などで使うシステムの画面が表示されていた。翌21日朝にXなど他のSNSで拡散されていることに気が付いた同僚が校長に報告、判明した。仙台市教育委員会は保護者に説明・謝罪をするとともに、全校に服務規律の徹底を指示するとした[28]
  • 2026年4月29日頃、西日本シティ銀行の行員と見られる人物が、支店内部を撮影してBeRealに投稿していたことが判明した(「2024年下期業務目標」というホワイトボードの文字が映っていたことから、実際の撮影時期については過去の可能性があるが確認できていない[29])。動画には貸出金や業績目標、顧客の名前、パソコンの画面などが写っており、Xで拡散された[30]。同行は謝罪するとともにコンプライアンス遵守や情報管理を徹底し、再発防止に努めるとした[31]。なお、西日本シティ銀行は不祥事を受けて、予定していた同年5月3・4日の博多どんたく港まつりへの諸行事参加を自粛することとなった[32]
  • 2026年5月1日、宅配ピザチェーン・ピザーラの東京都大田区にある蒲田店で、厨房内で同店の従業員が食材を床に落とすなどふざけながら作業する様子や、注文伝票をカメラに向ける場面が映った動画がXで拡散された。さらにこの注文伝票には氏名・住所・電話番号といった顧客の個人情報が、モザイク処理なしで視認できる状態であった。本件の動画は前年2月に撮影され、BeRealに投稿されたものが流出したものとみられる。この事態を受けて同年5月2日、ピザーラ(株式会社フォーシーズ ピザーラ事業本部)は公式サイトにおいて謝罪と今後の対応について、事実関係の調査や法的措置も視野に入れ対応する方針としたうえで、蒲田店を改善の対応のため臨時休業とすることを公表した[33][34]
  • 2026年5月1日、飲食チェーンを展開する「肉汁餃子のダンダダン」のフランチャイズ店舗に勤務する従業員がBeRealで撮影し投稿したと思われる画像にアルバイト応募者の履歴書に含まれる個人情報が含まれ、外部に流出し拡散される事案が発生した。当該投稿は削除されたが、翌2日、運営元ホームページにおいて謝罪文を掲載した[35][36]

沿革

脚注

外部リンク

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