チンク

英語の侮蔑語のひとつ From Wikipedia, the free encyclopedia

チンク: chink)は、中国人を表す英語侮蔑語である。当初は主にアメリカ合衆国白人が、19世紀末に急増した中国系移民を呼ぶのに使用した言葉。しばしばアメリカ人はアジア人移民の出身国を区別できないので、チンクも他のアジア人を含んだ侮蔑語としても使用される。

黄禍論とフレッドC.ルーンズベリーによる中国人男性に関する人種差別的なポストカード(1907年)

語源

語源にはいくつかの説がある。

  • 中国のお礼の言葉 “ching‐ching[1]
  • “China”[2]もしくは “Chinese[3]
  • 王朝名の “Qing”(チン)[4]
  • chink” が元来、「狭い割れ目」を意味したことから、中国人の細い目(“chinke‐eyed”)を現した[5]

歴史的な用法

「アイアン・チンク」と呼ばれる魚肉解体装置の側で働く中国系移民の労働者

チンクの最初の用例は1874年に見られる[6](印刷物では1878年[7])。

1905年、当時中国人の魚肉解体作業員が高く評価されていたことから、エドマンド・A・スミスは自身が特許を取得した機械式の魚肉解体装置を「アイアン・チンク(Iron Chink)」と命名した[8][9]。この名称を当時における中国人に対する人種差別を象徴するものと考える者もいる[10][11]

現在の用法

アメリカ合衆国ではオーナーが自身の容貌が中国人に似ていることにヒントを得て「チンクズ・ステーキ」(現:Joe's Steaks + Soda Shop)なる飲食店を1949年開業していたが[12]、2013年に後継者が差別にあたるのではないかとして店名を変えたところ、常連客の支持を失い大幅に売り上げが落ちてしまう問題が起きた[13]。なお、店名変更の際にアメリカ社会では1万名に上る変更反対署名が集まった[13]

2021年6月14日までの投稿の、アメリカ合衆国女性シンガーソングライターであるビリー・アイリッシュタイラー・ザ・クリエイターの2011年の楽曲”fish”を流し、歌詞にある「チンク」という侮蔑語口パクしたりする場面などをつなぎ合わせた動画がTikTokで1000万回以上再生されて話題になった[14][15]。アイリッシュが14歳の時に投稿したInstagramなどから切り出した動画とみられるが[14]、同22日、Instagram上で謝罪した[16][15]

出典

関連項目

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