Γ-ヒドロキシ酪酸
From Wikipedia, the free encyclopedia
γ-ヒドロキシ酪酸(ガンマヒドロキシらくさん、英: gamma-hydroxybutyric acid、略称: GHB)はヒドロキシ酸の一種。中枢神経系の抑制効果を持つ。ワイン、牛肉、小さな柑橘類などの食品に存在する事が知られる[1]。多くの国で違法ドラッグとして規制されているが[2]、ナルコレプシーや不眠症、うつ病の治療効果を持ち、アメリカやカナダ、ニュージランド、オーストラリア、多くの欧州諸国では治療目的で認可を受けている[3]。
胎児危険度分類
- B
法的地位
- AU: Prohibited (S9)
- CA: Schedule III
- UK: クラスC
- US: Schedule I
- Class B (NZ)
|
| |
| 臨床データ | |
|---|---|
| 胎児危険度分類 |
|
| 投与経路 | 通常は経口; 経静脈 |
| ATCコード |
|
| 法的地位 | |
| 法的地位 |
|
| 薬物動態データ | |
| 生体利用率 | 25% (経口) |
| 代謝 | 95%、主に肝代謝 |
| 消失半減期 | 30 - 60 分 |
| 排泄 | 5%、腎排泄 |
| 識別子 | |
| |
| CAS登録番号 | |
| PubChem CID | |
| DrugBank | |
| KEGG | |
| CompTox Dashboard (EPA) | |
| ECHA InfoCard | 100.218.519 |
| 化学的および物理的データ | |
| 化学式 | C4H8O3 |
| 分子量 |
104.11 g/mol (GHB) 126.09 g/mol (ナトリウム塩) g·mol−1 |
| 3D model (JSmol) | |
| |
概要
2002年に、ナルコレプシーの治療薬としてFDAに認可された。2012年現在、ナルコレプシーとアルコール依存症の治療薬として使用されている[4]。この場合はプロドラッグとしてナトリウムオキシベートの形で販売される(商品名: Xyrem)。近年になって[いつ?]睡眠薬や脱法ドラッグとして使われるようになったことから、2001年(平成13年)11月25日以降、麻薬指定され「麻薬及び向精神薬取締法」により、無資格者による輸入、輸出、製造、製剤、小分け、譲り受け、譲り渡し、所持、施用が禁止された。睡眠作用・性欲増強作用を持つために、性犯罪への悪用が目立つとされ、日本における規制のきっかけとなった[5]。海外製の媚薬に含有されることもあり[5]、過量投与で痙攣や意識障害が起きる[5]。2017年9月21日には、自宅で製造したとして逮捕者が出た[要出典]。