GLSDB
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| GLSDB(Ground Launched Small Diameter Bomb) | |
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| 種類 | 地対地ミサイル |
| 開発史 | |
| 開発者 | ボーイング 及び SAAB |
| 諸元 | |
| 全長 | 12 ft 10 in (3.91 m) |
| 直径 | 9+1⁄2 in (240 mm) |
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| 精度 | 3 ft 3 in (1 m) CEP |
| 弾頭 | 破砕型多目的弾頭 |
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| エンジン | M26ロケット弾のロケット・ブースター |
| 翼幅 | 5 ft 3.3 in (1.61 m) |
| 誘導方式 | GPS 及び INS誘導 |
発射 プラットフォーム | |
GLSDBは、ボーイング社の開発した航空爆弾であるGBU-39 小直径爆弾 (SDB) に、ロケット・ブースターを取り付けた兵器。M270 MLRSやM142 HIMARSのような地上発射型ミサイルシステムから発射される。[1]。ボーイング社とサーブ社によって開発され、初試験は2015年に始まった。
コスト

ボーイング社は、小直径爆弾(SDB)の発射のために、M26ロケット弾に用いる専用の追加コンテナを提案した。ロケット・ブースターで十分な高度と速度まで打ち上げた後、翼を展開してSDBを目標まで滑空させるのである。ボーイング社は、GLSDBが長距離精密攻撃のギャップを埋め、小型弾頭を用いることで戦略目標に対する大型ロケット弾を温存させることができると考えている。多連装ロケット砲システム(MLRS)から発射されるロケット弾は、一般的に弾道軌道を描くが、GLSDBは打上げ後に目標軌道を滑空する。
ボーイング社とサーブ社は、GLSDBの試験を2015年2月に3回成功させた。 このシステムは、ロケット砲システムの搭載量はそのままに、既存の兵器と備蓄されているロケット・ブースターを組み合わせたものである。具体的には、M26ロケット弾のクラスター弾頭を解体廃棄して余ったロケット推進部分と、大量に在庫がある航空爆弾SDBを合体させたものである[1]。GLSDBは、既存の火砲と異なり、高軌道・低軌道の攻撃を360度に行うことができ、 地形を迂回して山の背後の敵に攻撃したり、発射車両の背後の敵を攻撃することができる。GLSDBの射程は150 km (93 mi)で、発射車両の背後への攻撃の射程は70 km (43 mi)である[2][3]。
2017年のデモンストレーションでは、GLSDBは100 km (62 mi)先の移動目標と交戦した。GLSDBは空中でロケットブースターと分離し、弾頭の小直径爆弾(SDB)はセミアクティブレーザー誘導で目標に誘導された。2019年の試験では、海上目標までの射程を130 km (81 mi)まで延ばした[4]。
コストは非公開だが、GLSDBに用いられるSDBは、約4万ドル(米軍調達価格)であり[5][6]、付属のM26ロケットは旧式の在庫品である。
この兵器を開発した目的は、とても高価で高度な空軍の攻撃能力を貧しい国々に提供することであった。ボーイング社のグローバル営業担当ディレクターのジム・ラリー(Jim Leary)は、2019年の取材に対し、「堅牢な空軍力を持たない〔国々〕に、既存の能力を最大限に活用する機会を与えているため、幅広い顧客層によく適合する」と答えている[7]。