IFLA図書館参照モデル
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図書館目録が対象とする世界(書誌的世界)を実体関連分析の手法によって分析し、11の実体と各実体の属性、実体の間の関連からなるモデルとして示している[2]。2017年にIFLAの専門委員会から同名の報告書として公開され[2]、日本語訳は2019年に出版された[3]。
IFLA LRMは、IFLAが以前に策定した3つの概念モデルを統合したもので、これらのモデルの後継と位置づけられている[4]。
- 書誌レコードの機能要件(Functional Requirements for Bibliographic Records、FRBR)1998年刊行・2007年一部改訂
- 典拠データの機能要件(Functional Requirements for Authority Data、FRAD)2009年刊行
- 主題典拠データの機能要件(Functional Requirements for Subject Authority Data、FRSAD)2011年刊行
抽象的なモデルであるIFLA LRMは、そのままの形で目録規則やメタデータ作成マニュアルのように使用することはできない。このモデルの目的は、特定の目録規則や図書館情報システムに捉われることなく、図書館が作成する書誌情報が提供しようとするのは何に関する情報か、書誌情報が果たすべきことは何かについての一般的な原則を示し、世界中で広く共有することにある[5]。そのため、IFLA LRMは、以前の3モデルと同様に、目録規則や図書館情報システムの実装基盤として使用されることが意図されている。実際、世界的に多くの図書館が採用している目録規則Resource Description and Accessは、2019年に、IFLA LRMに準拠した再構築版が公開されている[6][7]。
