ジュラシック5
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ジュラシック5(Jurassic 5)は、アメリカ合衆国ロサンゼルスで結成された6人組のヒップホップ・グループ。構成は、4MC+2DJ。
特徴
ザキールやアキル、チャリ・ツナらムスリムのメンバーを擁し、リリックにもイスラム信仰に関する言及が頻出する。さらに反ジョージ・ウォーカー・ブッシュと反イラク戦争の主張でも知られ、信仰の自由や政治思想をテーマとした社会派のスタンスをとる。とくに反ブッシュについては、「Ducky Boy」やライブ中のMCのほか、「Work it out」のPVなどで先鋭的な発信を行なった。
多分にコマーシャル化し、商業的な肥大が進行し出した当時のヒップホップ界とは完全に一線を画す存在としてアングラからの支持も厚く、カンパニー・フロウ、ブラック・スター、クール・キースなどと共に、1990年代ヒップホップにおいて、1つの大きな潮流となったオルタナティブ・ヒップホップの代表格として確固たる地位を築いた。
経歴


1995年TVTレコードから、シングル曲「Unified Rebelution」でデビュー。
1997年11月に、コンパクト盤『Jurassic 5 EP』を発売。翌年の12月、このEPにいくつかのトラックが追加され、デビュー・アルバム『Jurassic 5』が発売された。彼らはオールドスクール・ヒップホップ的な要素、特に1980年代後半にヒップホップが持つ社会性を重要視した人々が寄り集まり結成したネイティブ・タン・ポッセ(デ・ラ・ソウル、ジャングル・ブラザーズ、ア・トライブ・コールド・クエストなど)から大きな影響を受けている。そのことは、ファースト・アルバムからのヒット曲「Concrete Schoolyard」の中に、「街中で歌ったあの頃を、本物の連中が届けたあの音を、今みんなで取り戻そう」という内容の歌詞があることでも明らかである。またこの曲は、ビルボードのシングルチャートで35位まで上り詰め世間を驚かした。
他にも、プレジャー・ウェブの「Music Man - Part II」をサンプリングし、フルートのトラックが印象的な「Jayou」がヒットを収めた。
1999年にはインタースコープ・レコードと契約し、2枚目のアルバム『クオリティ・コントロール』でメジャー・デビューを果たすと共に、アルバム『Jurassic 5』を再発売した。
3枚目のアルバム『パワー・イン・ナンバーズ』発表に前後しては、2003年のロラパルーザに参加しアメリカ中を飛び回ったほか、翌年にはSUMMER SONICで来日するなどロック・フェスティバルへの出演も盛んに行い、ロック・リスナーからの評判も高まった。
その後、ソロでの活動に集中するためカット・ケミストが脱退。他のメンバーも徐々にソロ・ワークへの比重を高めることとなり、4枚目のアルバム『フィードバック』のツアー終了後をもって、2007年にグループの活動停止がアナウンスされた。
2013年、カット・ケミストも復帰して再結成。イギリスを中心に、アイルランド、ポルトガル、スペイン、日本、アメリカでも公演を行った[1][2]。2016年には、10年ぶりの新曲「Customer Service」をリリース[3]。
メンバー
- MC
- ザキール(Zaakir)
- アキル(Akil)
- マーク・セヴン(Mark 7even)
- チャリ・ツナ(Chali 2na)
- DJ
- DJ ヌ・マーク(Nu-Mark)
- カット・ケミスト(Cut Chemist)
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
- Jurassic 5 (1998年、Pan)
- 『クオリティ・コントロール』 - Quality Control (2000年、Interscope)
- 『パワー・イン・ナンバーズ』 - Power in Numbers (2002年、Interscope)
- 『フィードバック』 - Feedback (2006年、Interscope)