LB培地
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LB培地(エルビーばいち、LB medium)とは、細菌用富栄養培地の1種で、特に分子生物学の分野で大腸菌などの培養に使用されることが多い。また、食品や水中の大腸菌群の検査にも用いられる。元々ファージによる赤痢菌の溶原化の研究の為に作られた培地であるが、後に多くの細菌の培養に適していることがわかり、分子生物学の分野では教科書にも掲載されるほどポピュラーな存在となる。なお、大腸菌群などの検査に用いられる乳糖ブイヨン(Lactose Bouillon)培地もLB培地と呼び習わすことがあるが、本稿で述べる培地とは別物である。
1951年にはじめてこの培地を報告したジュゼッペ・ベルターニ(当時サルバドール・エドワード・ルリアの研究室にいた)によれば、LBという名称は"Lysogeny Broth"(溶原培地)の頭文字である。しかしルリアとベルターニの頭文字を取ったものとされていることが多く、ルリア培地 (Luria Broth) 、ルリア-ベルターニ培地 (Luria-Bertani medium) などと書かれることもある。