LFU 205

From Wikipedia, the free encyclopedia

LFU 205

LFU 205は、1960年代終わりに製作された全ガラス繊維強化プラスチック(GRP)製の単発4座の低翼単葉機である。1機が製作されただけであったが、この機体は主翼上を流れる層流の研究のために飛行を続けている。

Leichflugtechnik-Union(LFU:軽量小型航空機連合)は、全GRP製の航空機に特化して製作するためにベルコウ, ピュッツァー(Pützer)とライン航空機(Rhein-Flugzeugbau)により共同して設立された合併企業であり、この結果生まれたLFU 205は最初の全GRP製の航空機の1機となった[1]

LFU 205は、緩やかなテーパーの付いた僅かに7度の前進翼を持つこと以外は外観からは通常の低翼単葉の単発機との相違は無い。エルロン内側の主翼後縁部は全てファウラー・フラップとなっており、水平尾翼も直線状にテーパーが付けられ、垂直尾翼は僅かに後退角を持っている。水平尾翼は一体構造の全浮動式である。後方にスライドして開く大きなキャノピーで覆われたコックピットには並列の座席が2列備わっている。胴体と動翼はグラスファイバーで覆われた並行に置かれた10 mm (0.4 in)径の管で形成された波状内皮を平滑な外皮で挟み込んだGRPサンドイッチ構造のモノコック構造である。主翼、尾翼、胴体の一部ではリブ状に縦方向の畝が走り、尾部の構造は整形プラスチックを心材としていた[1][2]

出力200 hp (150kW)のライカミング IO-360 水平対向エンジンを搭載し、首車輪式の降着装置は主脚が内側へ、前脚が後方へ引き込まれた[1][2]。初飛行は1968年3月29日に行われた[1]

運用の歴史

LFU 205

LFU 205は実験機の目的で1機のみが製作された。当初の飛行テスト計画は製造方法のテストのためであった[1]1984年からはブラウンシュヴァイクドイツ航空宇宙センター(DLR)で飛行し、両翼のエルロンの内側の中央翼部分に新しい断面の覆い("glove")を取り付けて層流翼型の研究に使用された。主な関心の一つは層流と乱流の間の遷移領域を赤外線映像を使用して研究することであった。覆いが取り付けられている部分にも圧力と抗力の分布や境界層の作用のデータを取得するための機器が装着された[3]


要目

出典

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI