Linear Weights
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得点期待値
塁上のランナーやアウトカウントの状況を分類し、その状況から3アウトまでに獲得できるであろう平均的な得点を得点期待値(Run Expectancy)と呼ぶ。得点期待値はLWTSの基礎となる概念である。算出には過去1年から数年分の試合経過を用いるため、リーグやシーズンによって得点期待値は異なる。たとえば下表のNPBの得点期待値表では、統一球導入後の2015~17年の得点期待値は、統一球以前の得点期待値をどの状況でも下回っていることがわかる。
| 走者無 | 一塁 | 二塁 | 三塁 | 一二塁 | 一三塁 | 二三塁 | 満塁 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0アウト | 0.480 | 0.851 | 1.075 | 1.392 | 1.459 | 1.757 | 2.009 | 2.253 |
| 1アウト | 0.258 | 0.523 | 0.711 | 0.953 | 0.940 | 1.185 | 1.375 | 1.594 |
| 2アウト | 0.099 | 0.226 | 0.333 | 0.383 | 0.454 | 0.492 | 0.591 | 0.749 |
| 走者無 | 一塁 | 二塁 | 三塁 | 一二塁 | 一三塁 | 二三塁 | 満塁 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0アウト | 0.436 | 0.787 | 1.019 | 1.221 | 1.378 | 1.591 | 1.849 | 2.130 |
| 1アウト | 0.239 | 0.483 | 0.667 | 0.873 | 0.884 | 1.127 | 1.313 | 1.506 |
| 2アウト | 0.091 | 0.212 | 0.315 | 0.345 | 0.421 | 0.482 | 0.526 | 0.713 |
得点価値
プレーの結果は局面=得点期待値を変化させる。プレーの前後で変化した期待値の差分が得点価値である。上記の得点期待値(2004-10)を利用すると、0アウト走者無しの状況からシングルヒットが発生した場合、得点期待値は0.480から0.851に変化する。この差分0.851-0.480=0.371がこの状況で発生したシングルヒットの得点価値となる[3]。 長打や四死球等についても同様の計算を行い、各プレーが産み出した得点価値の合計をそれぞれの発生数で割る事でプレーの平均的な得点価値が算出される。LWTSでは得点価値を平均化することで局面の違いによる不公平を減らしている。逆に、選手が実際に変化させた得点期待値を集計して貢献度を測るRE24という指標も存在する。