M561 ガマゴート

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種類 6x6輪駆動 汎用輸送車
配備期間 1970年代-
M561 ガマゴート
種類 6x6輪駆動 汎用輸送車
原開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
運用史
配備期間 1970年代-
関連戦争・紛争 ベトナム戦争
グレナダ侵攻
開発史
開発者 チャンス・ヴォート[1]
開発期間 1962年–1966年
製造業者 CONDEC[1]
値段 $13,281[2]
製造期間 1969年–1973年[1]
製造数 14,274
派生型 M792、他
諸元
重量 7,275 lb (3,300 kg)
全長 227 in (5.8 m)
全幅 84 in (2.1 m)
全高 91 in (2.3 m)
要員数 1

エンジン デトロイトディーゼル 3-53[1]
懸架・駆動 6×6
行動距離 420 mi (680 km)
速度 56 mph (90 km/h)
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M561 ガマゴート (M561 Gama Goat) は、1960年代にアメリカ合衆国で開発された6x6輪駆動の非装甲・水陸両用オフロード軍用輸送車両である。車両銘板に記載されたアメリカ軍による公式な型式(名称)はTruck, Cargo, 1-1/4 Ton, 6X6, M561である[3]

ガマゴートは特徴的な連結式シャーシを採用しており、外観的には2軸4輪トラクターで1軸2輪トレーラーを牽引しているような見た目であるが、実際には後部にも間接を介して駆動力が供給されており、前輪と後輪が逆方向に操舵される四輪操舵機構を持つ全輪駆動車(6輪駆動)である[3]

ガマゴートの開発構想は、第一次インドシナ戦争を経験したフランス陸軍が、アメリカ軍から供与された軍用トラックのオフロード性能がベトナムの地形に対して不十分であるという報告をした事に基づいている。この情報に基づき、アメリカ合衆国高等研究計画局(ARPA)[4]は、ダッジM37シリーズ英語版フォードM151シリーズの一部を代替可能な、東南アジア戦域向けの高性能オフロードトラック開発計画を開始した。

本車の開発計画には数社が名乗りを挙げたが[5]、1963年3月にリング・テムコ・ヴォートチャンス・ヴォート部門との間で研究開発契約が締結された[6]。ヴォート社は戦闘機の開発や製造で知られ、軍用車についても設計の経験はあったが、車両の大規模生産のような経験は少ない企業であった[2]。ガマゴートは、高いオフロード性能を持った森林用消防車としてヴォート社が自社開発していた車両を元にしていた[7]

ガマゴートの名の由来は、間接を介して動力を供給する機構の発案者であるロジャー・ガモン(Roger Gamount)技師の名と、ヤギ(Goat)のような高いオフロード性能を持つ、という意味を組み合わせたものである[1][7]。この関節構造はガマゴートの最大の特徴であり、極めて高いオフロード性能を持つ一方で、複雑な機構による問題(後述)も持ち合わせていた。

1968年6月に陸軍向けに13,516両、海兵隊向けに1,758両、計15,274両の量産契約が結ばれた。陸軍向けの量産台数は後に1,000両削減され、1969年から1973年にかけて計14,274両がコンソリデーテッド・ディーゼル・エレクトリック・カンパニー社(CONDEC社)で製造された[1][7]

ガマゴートは優れたオフロード性能および限定的な水陸両用能力を持つ一方で[3]、車体重量が当初要求仕様(1,100kg)の約3倍になっていた事や、非装甲の輸送車両としては高価であった事、舗装路や水中での操縦に癖があり熟練に時間を要する事、複雑な構造の為メンテナンスや整備にも時間とコストがかかることなどから、当初、軍が期待していた汎用輸送車両としては扱うには難があり、初回契約以降の追加量産は行われなかった[1]

また、ガマゴートの特徴として、同種の軍用車と異なり、スペアタイヤを装備していない事が挙げられる。これは、ガマゴートの場合、前後輪のどこかのタイヤが損傷した場合には損傷したタイヤを中央部に持ってきて、関節部をロックする事で4×4輪駆動車のような状態にして走行する事が可能であったためである[7]

ガマゴートは1970年代初頭から80年代後半にかけて運用された。ベトナム戦争では、操縦に癖のあるガマゴートは、目的地までの時間が余計にかかるため、他の車両より先に出発することが多かった[1]

1983年のグレナダ侵攻作戦にも実戦投入された後、1980年代の中盤頃から、よりシンプルで安価なハンヴィーCUCVへの置き換えが進められた[1][8][9]

型式

救急車型のM792
  • M561
貨物および人員輸送用の基本型。
迫撃砲・M102 105mm榴弾砲M167 VADSなど軽火砲の牽引にも用いられた[7]
  • M792
野戦救急車型。
後部トレーラー部に折り畳み式ベンチシートや暖房用ヒーターを備える[10]

この他、後部トレーラー部にシェルターを搭載した通信型、レーダーシステム搭載型などが存在する。

脚注

関連項目

外部リンク

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