マット・グラス
アメリカ合衆国の映画監督、ドラマー、音楽プロデューサー、作曲家、写真家(1981 - )
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経歴
音楽家としての活動
1996年にスコット・ジョーンズ、コーリー・ロウリー、ダロン・ウィークスとともに1000 Westを結成。同バンドはビートルズのコピーバンドとして活動し、メンバーの入れ替わりや多数のアルバムの制作を経て2000年代初頭に解散した[6]。
2002年にウィークス、ジョーンズ、マイケル・グロスとともにザ・ブロベックスを結成[7][6]。2003年12月にデビュー・スタジオ・アルバム『Understanding The Brobecks』を発売[8]。同作ではドラムの演奏のほか、レコーディング・エンジニアやミキシング・エンジニアも務めた[9]。その後2005年に発売の2枚目のスタジオ・アルバム『Happiest Nuclear Winter』でもドラムの演奏とエンジニアを務めた[4]。同年6月28日に脱退を発表[10][11]。脱退後、グロスとともにレッツ・ビカム・アクターズやザ・スタチュエッツ、ザ・レイジー・ウェイヴスなどのバンドで活動[12][13][14]。
2010年にウィークス(ボーカル・ベース・オムニコード)、パニック!アット・ザ・ディスコのブレンドン・ユーリー(イントロのボーカル)、イアン・クロフォード(ギター)とともにミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の劇中歌の「Skid Row」をカバー。グラスはドラムとキーボードを担当した[15][16]。その後もウィークスの活動に関わることが複数回あり、2012年に発売されたザ・ブロベックスのEP『Quiet Title』や2024年に発売されたアイ・ドント・ノウ・ハウ・バット・ゼイ・ファウンド・ミーのスタジオ・アルバム『GLOOM DIVISION』の制作に携わった[17][18]。
ドラマーとしての活動のほか、『デヴィッド・アークエットは殺せない!』(2020年)[19]や『Where Darkness Dwells』(2026年)[20]などの映画作品や、CBSやNBCなどのテレビ番組用の音楽の作曲も多数手がけている[21]。
写真家としての活動
高校卒業時に初めてカメラを手にし、ザ・ブロベックスを脱退した2005年より写真家としての活動に取り組んでいた[3]。グラスは自身の作品について「小さな映画」とたとえている[3]。2007年と2008年には『アメリカン・フォト』誌の「Images of the Year Competition」で佳作に選ばれた[22][23]。
2008年、絶望的な代替現実を題材とした写真集『Apocrypha』を展示。この写真集の様式は、バロック期の画家であるミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオやレンブラント・ファン・レインの画風から着想を得た[24]。グラスは作品について「それぞれの写真は異なる物語を表しているが、すべて同じ終末の世界で起こっていること。この世界では未知なる出来事によって人類が滅亡した。暴力と滅亡の原因はまったくわかっていない。この黙示録に対する人間の反応が焦点だ」と説明している[24]。
2010年、写真集『The Origin of Walking』を展示。各写真には音楽が添えられ、写真の持つメッセージを補完する役割を果たした[25]。
映画監督・映像作家としての活動
2012年、高層ビルの各フロアで主人公(人形)の人生を表現したモノクロの短編映画『Citadel』を公開[26]。以降、3作の短編映画を制作した[27]。
2013年初頭、ジョーダン・ウェイン・ロングとともに制作したドキュメンタリー・シリーズ『Half Cut Tea』をオンライン上で公開[28]。
2017年、KCETのテレビ番組の監督としてロサンゼルスエリアのエミー賞で最優秀監督賞(テレビ番組部門)を受賞[29]。また、ロングとともに監督を務めた『Fallujah: Art, Healing and PTSD』が同じくロサンゼルスエリアのエミー賞で最優秀テレビ番組部門を受賞した[30][29]。
2018年10月、ニューハンプシャー映画祭で自身が脚本を手がけ、ロングとともに監督を務めた長編映画『Squirrel』がプレミア上映された[31][32]。同年に公開された『The Party's Just Beginning』では第2班監督を務めた[33]。
2020年、ロングやタラ・ペリー、デヴィッド・アークエット、クリスティーナ・アクエットらとともにコメディー・ホラー映画『12 Hour Shift』を制作。この映画はトライベッカ映画祭で上映される予定であったが[34]、新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響を受けて取りやめとなった。その後配給権がマグノリア・ピクチャーズに渡り[35]、10月2日に公開された[36]。映画にはグラスが作曲した劇伴が使用された[36]。
2020年、ロングとともに監督を務めた『Ghosts of the Ozarks』を制作[37]。同作は2021年のオースティン映画祭やフィルムクエストで公開され[38][39]、2022年にアラモ・ドラフトハウス・シネマでの上映や配信サービスでの配信が開始された[40]。
私生活
作品
参加作品
- ザ・ブロベックス
- Understanding The Brobecks(2003年)
- Happiest Nuclear Winter(2005年)
- "Skid Row"(2010年)
- Quiet Title(2012年)
- レッツ・ビカム・アクターズ[12]
- Research Your Friends(2007年)
- "Let's Become Actors" (Featuring Dave Chisholm and Ben Johnson)(2008年)
- "Christmas Time"(2013年)
- "Drive"(2014年)
- Nothing Is Real(2015年)
- "At Least We're Still Living"(2015年)
- "On A Silent Night"(2015年)
- "Christmas Once Again"(2016年)
- Once More Night(2018年)
- Songs About Nothing(2024年)
- マイケル・グロス&ザ・スタチュエッツ[43]
- Tales From a Country Home(2008年)
- Dust & Daylight EP(2009年)
- Impulse & Exports(2010年)
- Telepath(2010年)
- Sunset Beach(2012年)
- 6 Underground(2012年)
- ザ・レイジー・ウェイヴス[44]
- The Lazy Waves(2010年)
- Summer Singles(2011年)
- "Christmas (I Want Some More)"(2011年)
- Spring Fling(2013年)
- Wavetable(2014年)
- ソロ名義[45]
- "Tangerine (They Forgot You Too)"(2023年)
- Adverts(2023年)
- The Pilgrimage of Byron(2023年)
- Piano(2024年)
- アイ・ドント・ノウ・ハウ・バット・ゼイ・ファウンド・ミー
- GLOOM DIVISION(2024年)
劇伴
※出典[21]
| 年 | タイトル | 備考 |
|---|---|---|
| 2013 - 2014 | Half Cut Tea | |
| 2016 - 2018 | Lost L.A. |
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| 2016 | Fallujah: Art, Healing and PTSD |
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| 2020 | デヴィッド・アークエットは殺せない! |
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| 12 Hour Shift |
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| 2022 | Ghosts of the Ozarks | |
| 2026 | Where Darkness Dwells |
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