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N-1問題

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経済学において、N−1問題(えぬまいなすいちもんだい、英: N − 1 problem あるいは Redundancy problem)とは、国際経済の政策手段と政策目標の整合性に関する問題である。

例えば、世界にNヵ国の国が存在するとする。このとき、Nヵ国がそれぞれ独自の通貨を持っているとすると、この世界にはN種類の通貨が存在する。すると、この世界にはN-1個の独立的な為替レートおよび国際収支が存在する[1][2]。為替レートに関しては、基本的に中心国通貨(例えばアメリカドル)との対比で決定されるため、この世界では独立的な為替レートはN-1個しかない。独立的でない残りの為替レートはクロスレートとして算出される。また、国際収支に関しては、定義上、全世界の国際収支(資本収支・経常収支)の黒字・赤字を合計するとゼロになるため、N-1ヵ国の国際収支が決定されれば、おのずとN番目の国の国際収支は決定される[3][4]。通常、自国の為替レートが減価すると、ほかの条件が変わらないならば、自国の国際収支は改善することになる[注 1]。しかし、この世界にはNヵ国が存在するのに対し、独立的な為替レートおよび国際収支はN-1個しかないため、すべての国が同時に国際収支の目標を達成することはできない[4]。すべての国が国際収支の目標(たとえば経常収支の黒字化)を達成しようとすれば、達成できない国が発生するか、もしくは通貨安競争に陥る可能性すらある[5]。このような国際的な政策手段と政策目標の整合性の問題をN-1問題という。

現実世界におけるN-1問題

脚注

関連項目

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