NIGHT ADULTCHILDREN
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1話完結の怪盗もの。喫茶店に集う常連客の面々がそれぞれ個性豊かな職業的犯罪者であり、主人公を中心として泥棒のチームを組むようになるというストーリー。
作者の前作『NERVOUS BREAKDOWN』の姉妹編とも言うべき位置付けになっており、中盤から前作のキャラクターがゲストで登場し、その一部が準レギュラー化しているのが特徴。特に主人公だった安堂一意が風太郎たちの最大の強敵として登場する。なーばす本編が三輪の夢オチという最終回だったことから、その後の彼らを明確に描いた作品。
作者によれば、本作品は「ないちる」と略してほしいとのこと。作者曰く、由里や仁右衛門といった重要人物が初期設定にないなど正に見切り発車で、しかも中盤以降は安堂ら前作の人物が暴れまわる状況だったことから「早く終わって良かった」とのこと[2]。
あらすじ
長野の田舎に引っ込んでいた田中 風太郎が上京してきたことで物語は始まる。彼は天才的なスリであり、裏稼業ではソレと知られた泥棒。ある事件で相棒の裏切りという痛い目に遭った風太郎はカタギに戻っていたが復活を遂げる。かつて稼業を共にしていた故売屋平井 平吉の許に転がり込んだ風太郎は平井が表向きの稼業としている喫茶店『night』に集まる犯罪者たちを品定めする。体技に秀でた一匹狼の泥棒黒沼、主に美人局のコンビである自称延乗寺 聖華こと丸山 広子と相棒の通称アンデスこと元自衛官の安田 守。そして、下着泥棒にピーピング、そしてハッキングが特技の大学生坂田 和也。彼らはそれぞれお互いの裏の貌を知っていた。なにも知らないのはアルバイトのウェイトレス遠藤 由里だけで彼女は風太郎の生活破綻ぶりを見かねて家事も行う。
風太郎は黒沼にゴケグモ、坂田に坂ちゃんという愛称をつけて、チームでの大仕事を計画し見事に成功させる。『NERVOUS BREAKDOWN』に登場した三輪青午に酷似し、彼の叔父に当たる警視庁捜査三課の石川 仁右衛門警部は風太郎たちを窃盗グループだと睨むが確たる証拠がなく逮捕も出来ない。そうした中、岩切の紹介で天才的な頭脳を持つ名探偵安堂一意が風太郎たちの最大の強敵として登場するのだった。