NM-116 (戦車)
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ノルウェー軍では第二次世界大戦後の1940年代末から1950年代初頭にかけてアメリカ合衆国よりM24軽戦車124両を供与され[1]、これを主力戦車として、後により大型の中戦車が導入されると偵察・対戦車任務用として装備・運用した。供与されたM24はほぼアメリカ軍仕様のまま用いられていたが、1975年から1976年にかけて、合計54両のM24軽戦車がノルウェー軍向けに改修された。改修はノルウェーのグラインダーズ・ユーレカ社が担当した。
改修されたM24には“NM-116”の制式名が与えられ、ノルウェー軍旅団の対戦車部隊で1990年代初頭まで運用され続けた。しかし、その後より近代的なレオパルト主力戦車が納入されたことで置き換えが始まり、1993年にはNM-116はノルウェー陸軍から完全に退役した[1]。
また、NM-116を支援するものとして戦車回収車型も開発され、M24に同様の近代化改修を施した車体に全周回転可能なブーム式クレーンとドーザーブレードを装備した車両が"NM-130"の制式名で4両製作されている[2]。
構成

NM-116の最大の特徴は主砲が75mm砲からフランス製の90mm低圧砲に換装されている点である。原型のM24の75mmM6 L/39砲はフランス製のD-925 90mm砲と12.7mm ブローニングM2機関銃に置き換えられ、またSimrad LV3レーザー測距儀を含む最新の射撃管制システムも搭載され、近代化を成し遂げた。
この他、駆動装置は新型のものに換装されている。アメリカのNAPCO社はM113装甲兵員輸送車に搭載されていた6V53Tディーゼルエンジンをベースにした変速装置一体型のパワーパックを開発してノルウェー軍にM24の更新用として提示して採用され、この新型駆動装置はNM-116に搭載された。
