NP-100 (航空機)
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NP-100は、ダクテッドファンで推力を得るという珍しい特徴を持つ、日本製モーターグライダーである。設計作業は1973年に開始され、1975年12月25日にNP-100試作試験機が初飛行を行った。1976年の試験期間の後に、いくつかの改修が行われ、それに伴いNP-100Aと名称が変更された。量産機の機体形状とパワープラントを決定するため、1978年第2四半期にも試験期間が設けられた[2][3]。それにもかかわらず、NP-100が量産されることはなかった[4]。試験後は長く個人所有となりかかみがはら航空宇宙博物館へ寄贈予定であったが、所有者の急逝で中止。新たな所有者(個人)を経て日本飛行機に返還された後科博廣澤航空博物館で展示されている[1]。
動力部を除くと、NP-100はごく一般的な高翼単葉グライダーである。主翼は単桁構造の後退角を持たない全金属製直線テーパー翼であり、エルロンと2分割されたフラップを備えていた。内舷と外舷に分割されたフラップはリンクで接続されているが、内舷のフラップはエアブレーキとして使用できるようにより大きな角度まで操舵できた。尾翼も全金属製直線テーパー翼で、水平尾翼は胴体の上面に取り付けられていた[2]。
胴体は標準的な全金属製セミモノコック構造で、主翼前縁まで届く長く低いスライド式2ピースキャノピーを持つ並列座席を備えていた。降着装置は、胴体に取り付けられた並列双車輪式の引込脚で、前方に向かって胴体内に引き込むことが出来た。尾輪は方向舵と連動して操舵することが出来た。胴体の中心部には、改造されたオートバイ用エンジンが置かれ、胴体後部に内蔵された4翅木製ダクテッドファンを駆動した。エンジンへの空気は、胴体中心部両側面のルーバー状のシャッターを持つエアインテークから取り入れており、エンジンの排気は主翼後縁直後の細長い後部胴体の下の腹側へ排気していた。またエンジン停止時にはインテークのシャッターを閉じる仕組みとなっていた[2]。
派生型
- NP-100
- 初期バージョン。1975年12月25日飛行。
- NP-100A
- 1976年以降に行われた改修後のバージョン。80 kg (176.4 lb)増[5]。