NWA 7034
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| Northwest Africa 7034 NWA 7034 | |
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"Black Beauty"と呼ばれるNWA 7034 | |
| 発見国 |
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| 落下観測 | なし |
| 発見日 | 2011年 |
| 総回収量(TKW) | 320g |
| プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学 | |
NWA 7034(Northwest Africa 7034)は、既知のもので2番目に古いと考えられている火星隕石である[1]。既知の重さは320gである[2]。約20億年前に形成されたと推定され、地球で発見されている火星隕石に含まれる水の大部分を含んでいる[3]。火星から来たものであるが、シャーゴッタイト、ナクライト、シャシナイトのいずれにも分類されず、"Martian (basaltic breccia)"という新しいカテゴリーが作られることとなった[2]。"Black Beauty"と名付けられてモロッコで購入され、アメリカ人の所有者から薄片がニューメキシコ大学に寄贈された[2]。
概要
NWA 7034は、斑岩のような外見を持つ火山性の礫岩である。最大直径5mmまでの斜長石(アンデシン)と輝石(ピジョン輝石及び普通輝石)の斑晶が粒子の細かい石基に埋め込まれた構造をしている。随伴鉱物には、塩素燐灰石、クロム鉄鉱、針鉄鉱、イルメナイト、磁鉄鉱、マグヘマイト、アルカリ長石、黄鉄鉱等がある[3]。また、急冷されたマグマからできている砕屑岩さえも存在する。石基は、微粒子状の斜長石、輝石、様々な酸化鉱物、痕跡量の硫化鉄からできている[2]。岩全体の化学組成から、NWA 7034はこれまで測定された火星隕石の中で最も高い水分含量であることが明らかとなった[4]。この水は恐らくかつて火星に存在した海に由来するものが火山岩の中に残り、隕石となったと考えられる[6]。
形成されたのは20.89 ± 0.81億年前と推定され、これはちょうど火星のアマゾニス期が始まった頃である。既知の火星隕石の中で2番目に古いものとなる[3][4][7]。