カルタミン
From Wikipedia, the free encyclopedia
カルタミン(carthamin)は、ベニバナから採られる紅色の色素である。染料や食品用着色料として使用される。
| 物質名 | |
|---|---|
(2Z,6S)-6-β-D-Glucopyranosyl-2-[ [(3S)-3-β-D-glucopyranosyl-2,3,4-trihydroxy-5-[(2E)-3-(4-hydroxyphenyl)-1-oxo-2-propenyl]-6-oxo-1,4-cyclohexadien-1-yl]methylene]-5,6-dihydroxy-4-[(2E)-3-(4-hydroxyphenyl)-1-oxo-2-propenyl]-4-cyclohexene-1,3-dione | |
別名
| |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
|
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.048.150 |
PubChem CID |
|
| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
|
| |
| |
| 性質 | |
| C43H42O22 | |
| モル質量 | 910.787 g·mol−1 |
| 外観 | 赤色の粉末 |
| 溶けにくい | |
概要
歴史
カルタミンが利用されてきた歴史は古く、紀元前25世紀には古代エジプトでミイラの着衣からベニバナが染料として使用された記録が残っている[3]。以来、ヨーロッパ諸国で絨毯用羊毛の染色や、日本で芸者や歌舞伎役者の化粧用の「紅」として使われてきた[4][5]。 1859年に合成染料のフクシンが開発されてからは、絹の染色ではこれと競合するようになった[6]。
1929年に黒田チカが構造式を発表したが、1974年になってこの構造は互変異性体であるイソカルタミンであることが山形大学工学部応用化学科の小原平太郎、小野寺準一、佐藤慎吾により確認され、翌1975年に小原らにより新たな構造式が発表された[7]。また,絶対構造は1996年に佐藤慎吾らによりカルタミンの配糖体をメチル基に置き換えたモデル化合物を合成することによりCDスペクトルとX線構造解析を用いて決定された。

