OCCAR
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OCCAR(フランス語: Organisation Conjointe de Coopération en matière d'ARmement)は、欧州で防衛装備の共同開発プログラムを管理する政府間組織で、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、スペインおよびイギリスが加盟している。日本語では「防衛装備協力共同機構」[1]、「共同装備協力機構」[2]、「統合装備協力機構」[3]などと訳される。
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Organisation Conjointe de Coopération en matière d'ARmement | |
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OCCARのロゴ | |
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加盟国 プログラム参加国 | |
| 略称 | OCCAR-EA |
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| 種類 | 政府間組織 |
| 目的 | 欧州域内の防衛装備協力 |
| 本部長(Director) |
マッテオ・ビスチェリア (Matteo Bisceglia) |
| 予算 | 5,900万ユーロ |
職員数 | 300人 (2019年3月) |
| ウェブサイト |
www |
歴史
OCCARは、1996年11月12日にフランス、ドイツ、イタリア、イギリスの国防大臣により設立された。ただし、法的地位が確立されたのは2001年1月に創設国の議会でOCCAR条約が批准されてからである。他のヨーロッパ諸国についても、少なくともOCCAR加盟国のうち1つが参加する共同開発プログラムに実質的に関与し、OCCAR条約を批准することで、OCCARに加盟することができる。ベルギーとスペインはそれぞれ2003年と2005年に加盟した。
また、OCCARに加盟せずにOCCARの共同開発プログラムに参加することもでき、EUあるいはNATOの加盟国であるトルコ、オランダ、ルクセンブルク、フィンランド、スウェーデン、リトアニア、ポーランドはOCCARに加盟せずに1つ以上のOCCARのプログラムに参加している[4]。
組織構造
OCCARにおける最高意思決定機関は、監理委員会(Board of Supervisors、BoS)であり、各OCCARプログラムは戦略的決定を司るプログラム理事会(Programme Board)と運用上の決定を司るプログラム委員会により監督される。そして、プログラムはこれらの監督機関の決定に従って、OCCAR執行本部(OCCAR Executive Administration、OCCAR-EA)により実行される。OCCAR-EAは中央オフィスとプログラム部門で構成され、300人以上のスタッフを擁し、本部長(2019年9月からマッテオ・ビスチェリア)が統括している。
現在のプログラム
現在OCCARが管理している共同開発プログラムは、以下の14件である。
- A400M - 戦術・戦略輸送機
- ボクサー装輪装甲車 - 多目的装甲車両
- COBRA - 対砲兵レーダーシステム
- ESSOR(European Secure Software-defined Radio)- 高セキュリティソフトウェア無線
- FREMM計画 - マルチミッションフリゲート
- FSAF/PAAMS - 地対空/艦対空ミサイル防衛システム
- LSS(Logistic Support Ship、後方支援船)
- European MALE RPAS(Medium Altitude Long Endurance Remotely Piloted Aircraft System) - 中高度長時間航続遠隔操縦航空機システム(ユーロドローン)
- MMCM(Maritime Mine Counter Measure) - 対機雷システム
- MMF(Multinational Multi-Role Tanker Transport Fleet) - エアバス A330 MRTT
- MUSIS(MUltinational Space based Imaging System) - 衛星イメージングシステム
- NVC(Night Vision Capability) - 暗視装置
- PPA - 多目的巡視船
- ティーガー - 攻撃ヘリコプター
