Open Publication License

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Open Publication License(OPL)は、文書向けの著作権公開利用許諾として、1999年に Open Content Project によって公表された[2]。この新しい利用許諾によって、1998年に Open Content Project が公表した Open Content License は破棄された[1]。2002年ないし2003年頃からは、今度はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスによって、これまでの利用許諾の破棄が開始されることになった[1]

バージョン 1.0
リリース日 現行(最新)のバージョン:
1999年6月8日[2]
概要 作者, バージョン ...
Open Publication License
作者 エリック・レイモンド, David A. Wiley, ティム・オライリー[1]
バージョン 1.0
公開元 Open Content Project
リリース日 現行(最新)のバージョン:
1999年6月8日[2]
DFSGとの適合性 いいえ[3]
自由ソフトウェア はい。ただし条件付き (下記参照)[4]
OSIの承認 いいえ[5]
GPLとの適合性 いいえ[4]
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歴史

1998年、Open Content Project は Open Content License と呼ばれるライセンス公表した。これは、ソフトウェアではなくコンテンツ(つまり文書)を対象とした最初の(おそらく最初の)著作権公開利用許諾の1つであった[1][6]。翌年、Open Publication License の改善を目的として Open Publication License を公表した[1]

2つのライセンスは根本的に違っている。つまり、Open Publication License が継承(share-alike)ライセンスではないのに対して、他方の Open Content License は継承ライセンスであるという点である。また、Open Publication License には、二次的著作物の配布を制限したり、作品のコピーまたは二次的著作物の配布を認める任意条項が存在するが、Open Content License では、営利目的の複製を完全に禁止している。

2003年6月、Open Content Project の創設者であるデビッド・A・ワイリーは、法律家と共同で考案されたクリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、Open Content Project が策定したライセンスよりもずっと「法廷での争いにより有効だと考えられる」と表明した[1]。また、彼はこれを理由として、クリエイティブ・コモンズに参加することとし、もう一方の Open Content Project を閉鎖すると発表した。そして、Open Content Project ライセンスの利用を考えているユーザーにとっては、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを利用する方がずっと良いのだということを発表した[1]


命名について

紛らわしいことがある。それは、Open Content License の略称名は「OCL」ではなく「OPL」であるためであり[6]、以前のライセンスは時々頭文字の省略形で引用されることがある[4]。(1998年に Open Content Project で使用されていた「OPL」は、OpenContent Principles and License を意味していた。)[7]それにもかかわらず、このライセンスの作成者はそれ以降、本ライセンスを「OCL」と呼び、Open Publication Licenseを 「OPL」と呼んできた経緯がある。[2]「OPL」という省略形の名称については、こうしたあいまいさが混乱を招く危険性があり、もしある文書の中で使用された場合、2つのライセンスのうちのどちらに言及しているかを知る唯一で確実な方法は、省略形でなく完全な名称を確認するしかない。

評価・反響

フリーソフトウェア財団によると、Open Publication License は「フリーな文書の利用許諾として使うことができる」としており、「著作権者がライセンスの第六節に記載されている『利用許諾の任意条項』のいずれも行使しないとする、コピーレフトの制約を受けないフリーな文書ライセンスである」としている[4]。しかしながら、自由文書利用許諾(GFDL)との互換性はない。

2004年3月、OPL 1.0版 は Debian プロジェクトの法務部門チームによって Debian フリーソフトウェア・ガイドラインとの互換性がないと結論付けられた[3]

2004年10月、『Understanding Open Source and Free Software Licensing』という本を著した Andrew M. St. Laurent は、Open Public License に関しての詳細な分析を公表した[8]

採用

エリック・レイモンドの著書『伽藍とバザール』(1999年)は、Open Publication License に従って出版された[8]ブルース・ペレンズは本人自身の執筆によるオープンソース・シリーズの書籍にこのライセンスを使用した[9]。 Linux Gazette も Open Publication License を使用した[10]。 さらに、Fedoraプロジェクトにおいては、2009ないし2010年頃までこのライセンスを文書に利用していたが、その後 Fedoraプロジェクトは CC BY-SAライセンスへと切り替えた[11]

関連項目

注釈

外部リンク

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