PC輸送システムズ

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PC輸送システムズ
ПК Транспортные системы
種類 有限会社(ООО)
本社所在地 ロシアの旗 ロシア
モスクワ州モスクワ[1]
設立 2013年10月29日[1][2][3]
業種 輸送用機器[3]
事業内容 鉄道車両路面電車車両)・バスの製造[1]
関係する人物 Феликс Винокур(創業者)
外部リンク http://pk-ts.org/
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PC輸送システムズロシア語: ПК Транспортные системы)は、ロシア連邦モスクワに本社を置く有限会社。地元のモスクワ市電を始めとするロシア連邦各地に向けて、路面電車車両などの公共交通輸送機器の開発・製造・販売を手掛けている[4][3]

PC輸送システムズのルーツは、旧ソビエト連邦時代から多数の路面電車車両を生産していたウスチ=カタフ車両工場УКВЗ)が2002年に開発を発表した、車内に段差が存在しない100%低床構造の新型電車・71-625ロシア語版に遡る。様々な事情で開発は2010年代まで延期されたが、この新型電車開発に必要な回転軸を有する低床車体向けボギー台車の特許が移管されていたウスチ=カタフ車両工場商社(Торговым домом УКВЗ)の設計の元、2013年以降ロシア連邦の各都市に向けて製造が始まる予定であった。だが、ウスチ=カタフ車両工場側が不利益になる契約内容を始めとする問題が噴出した事で両社は対立し、2014年にウスチ=カタフ車両工場は商社との契約を解除した。それを受け、商社の創設者の1人であるフェリックス・ヴィノクロフ(Феликс Винокур)がボギー台車の特許を活かす形で新たに設立したのがPC輸送システムズである[注釈 1][6][7][8][9][10]

PC輸送システムズは3箇所に生産拠点を設けており、そのうちサンクトペテルブルクではネフスキー電気輸送工場(Невский завод электрического транспорта)、トヴェリではトヴェリ車両工場ロシア語版Тверской вагоностроительный завод)と業務提携を結んだ上で両社の工場施設を用いる形で生産を実施している。認可が下りた2015年からロシア連邦各地に向けて超低床路面電車やノンステップトロリーバス、電気バスの量産が始まり、2016年にはモスクワ市電向けに300両・総額560億ルーブルという大型案件の獲得にも成功している。新技術の導入にも積極的に参加しており、2019年からはロシア連邦のソフトウェア企業であるコグネティブ・テクノロジー英語版(Cognitive Technologies)と共同で自動運転システムを搭載した路面電車車両の開発を始めており、2021年から2022年にロシアや海外市場へ向けた商品化を目指している[7][4][2][5][3][11][12][13]

また、路面電車車両以外にも電気を用いた輸送用機器の開発にも取り組んでおり、2023年現在電気バスの"パイオニア"(Пионер)、トロリーバスの"アドミラル"(Адмирал)が展開されている。これらの車両の生産については、トロリーバスメーカーのトロルザ(Тролза)がエンゲリスに有していたものを子会社のエンゲリス電気輸送工場Энгельсский завод электрического транспорта)が買収した工場で主に実施されている[3][14][15]

主要製品

路面電車

形式 愛称 編成 全長 着席定員 最大定員 備考・参考
乗車密度
5人/m2
乗車密度
8人/m2
71-911 シティスター
(CityStar)
«Сити Стар»
単車(ボギー車) 16,500mm 33人 119人 170人 軌間1,524mm(広軌)[16][17]
71-911E 軌間1,435mm(標準軌)[17][18]
71-911EM ライオネット
(Lionet)
«Львенок»
単車(ボギー車) 16,700mm 34人 111人 155人 "シティスター"(71-911)の改良型[19][20]
71-922 ヴァリャーグ
(Varangian)
«Варяг»
3車体連接車 21,420mm 38人 123人 196人 [3][21][22]
71-923 ボガトィーリ
(Bogatyr)
«Богатырь»
2車体連接車 19,000mm 34人 131人 184人 [3][23][24]
71-923M ボガトィーリM
(Bogatyr M)
«Богатырь М»
2車体連接車 19,405mm 45(49)人 138人 193人 "ボガトィーリ"(71-923)の改良型[25]
71-931 ヴィチャズ
(Vityaz)
«Витязь»
3車体連接車 27,000mm 53人 220人 320人 [26]
71-931M ヴィチャズM
(Vityaz M)
«Витязь-М»
27,500mm 60人 185人 265人 "ヴィチャズ"(71-931)の改良型[4][27]
71-932 ネフスキー
«Невский»
3車体連接車 27,100mm 52人 205人 247人 サンクトペテルブルク市電向け車両、両運転台[28][29][30]
71-934ロシア語版 ライオン
(Lion)
«Лев»
3車体連接車 34,700mm 70人 265人 382人 [31][32]
71-921ロシア語版 コルセア
(Corsair)
«Корсар»
2車体連接車 軌間1,000mm(狭軌)[33][34][35]
71-952ロシア語版 ヴォイヴォダ
(Vojevoda)
«Воевода»
5車体連接車 37,500mm 72人 328人 400人 両運転台[36][37][38]

バス

愛称 車種 全長 着席定員 最大定員 備考・参考
パイオニア
(Pioneer)
«Пионер»
電気バス 11,715mm 29人 85人 充電池を搭載したトレーラーを連結[39][40]
アドミラル
(Admiral)
«Адмирал»
トロリーバス 12,920mm 25人 100人 [41][42]

ギャラリー

脚注

参考資料

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