S1C (原子炉)
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S1C (Combustion-Engineering S1C Submarine Reactor, Small (SRS))[1]はアメリカ海軍の艦艇向け発電・推進用原子炉の原型炉である。
型式名のS1Cは以下のような意味である。
- S = 潜水艦用
- 1 = 設計担当メーカにおける炉心設計の世代
- C = 設計担当メーカ(コンバッション・エンジニアリング)
この原子炉は、試験艦USS タリビー (SSN-597)に搭載する原子炉(S2C)のプロトタイプとして、コネチカット州ウィンザーに建造された[1]。
タリビーでは、減速機から発生する水中雑音を排除するため、通常の原潜の推進方式とは異なり、蒸気タービンで発電機を駆動し、発生した電力でモーターを回す原子力ターボ・エレクトリック方式が採用された。タリビーは攻撃型原潜の先行例であり、ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボートで建造され1960年に就役した。
冷戦の間、S1Cはウィンザーサイト(北緯41°52'45.08"、西経 72°43'02.55")において新設備の試験や原子炉運転員の訓練を行う[2]ことで、アメリカ海軍の原子力艦隊を支えていた。S1Cは1959年から1993まで運転され、若き日のカークランド・H・ドナルド提督を含む14,000人の海軍兵士が原子炉の運転訓練を受けた[3]。
コネチカット州環境保護局(英語版)は、2006年にS1Cの廃止措置完了を宣言した[4]。除染はニューヨーク州スケネクタディのノルズ原子力研究所(KAPL)が担当した。KAPLは、海軍とコンバッション・エンジニアリングとの間の契約が満了した後、1960年代から施設の運営を引き継いでいる[要出典]。
S1Cは、原子力訓練ユニット(Nuclear Power Training Unit, NPTU)と呼ばれていた[2][3]。その大きさとモータ駆動であることを除けば、プラントのレイアウトは最も多くの原潜で使われたS5Wと非常によく似ていた[2][3]。