SMOTHER ME
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あらすじ
舞台は犯罪が跋扈する街、デトロイト。母に売られ謎の男「師(モレ)」に買われた13歳の少年・アキオは師(モレ)の言葉や自身の経験から「子どもは大人から奪われる」という価値観を持ち、殺した者たちへの罪悪感による悪夢に苦しみながらも、殺し屋「蛇」として子どもから搾取する大人を師(モレ)の元で殺し続けていた。そんなある日、盲目の女性・リンと出会いパンケーキを食べさせてもらったことで「奪う」存在ではない大人を知る。紆余曲折を経て、アキオは「今のデトロイトの構造自体を壊す」という目標を掲げることとなる。
世界観・その他設定
デトロイトが舞台の本作は、殺し屋がそれぞれ動物の名前で呼称されているが、これは「猿」によると人殺しは畜生であり、人ではないからだそう。殺し屋の名前には、絞め殺すから「蛇」(1巻一話)、踏み殺すから「象」(1巻二話)、頭で殺すから「猿」(1巻六話)などがある。[独自研究?]
登場人物
- アキオ / 蛇
- 日系人。十三歳の少年で、デトロイトにて殺し屋「蛇」として生きる。武器はワイヤー。一話のデトロイト式ロシアンルーレットで師(モレ)の「自分の頭に銃を撃ち、生きていたら母のもとに帰らせてやる」という提案に対し、師(モレ)の直前の「子どもは大人から奪われる生き物」という発言から自分にチャンスを与えるのはおかしいと考え、銃を師(モレ)に向けたり(結局弾は入っていなかったが)、働いているダイナーでオーナーの暴力に耐えるリンの「五年働けば 店を持たせてくれるとオーナーと約束した」という話を聞き「女の人に手を上げる人は女の人に店なんか持たせない」と考えたりと少年らしからぬ賢さと視野の広さを見せる。
- リン=フェアウェザー
- 目の見えないアジア系の色黒の女性で、「PaPas」というダイナーの下っ端。初対面のアキオに子供だからという理由でパンケーキを賄うなど優しい性格の持ち主で、象(ロダン=マスシス)の友人。ロダンが殺し屋だとは知らない。
- 師(モレ)
- メガネを掛けた冷酷な謎の男で、「蛇を使って大人が作ったこのクソ世界をブチ壊させる」と発言している。蛇と同じく武器はワイヤー。回想では、「とにかく俺はこの街が嫌いで、13歳だった。」と語るなど、過去の師(モレ)はアキオと同じ考え方を持っていた。デトロイトの女王「猿」と過去に関わりがあり、彼女のことを「ミカエラ」と呼ぶときもある。
- 象 / ロダン=マスシス
- リンとは幼いころからの友人。ただ強いだけで懸賞金がかけられている。蛇との戦闘では終始圧倒するも、偶然蛇がリンの話をしたことで動揺し致命傷を負う。自分の死を悟ったロダンは、自分の過去を明かし、今まで稼いできたリンの目の治療費を届けるようにアキオに頼む。
- 猿 / ミカエラ
- デトロイトギャングの女王。自分を含めた人殺しを人ではない畜生だと考えている。蛇に師(モレ)のことを「私が人だった頃の同胞」と語る。
書誌情報
- 下元朗『SMOTHER ME』集英社〈ジャンプ コミックス〉、全2巻
- 2024年12月9日初版発行(12月4日発売[3][4])、ISBN 978-4-08-884358-2
- 2025年2月9日初版発行(2月4日発売[5])、ISBN 978-4-08-884446-6