TA28 (水雷艇)
From Wikipedia, the free encyclopedia
「TA28」はドイツ海軍の水雷艇。ジェノバで建造中であったイタリアのアリエテ級水雷艇「リゲル (Rigel)」をイタリアの降伏により1943年9月にドイツが捕獲したものである[1]。
ジェノバのアンサルド社で建造[1]。1942年7月15日起工[1]。1943年5月22日進水[1]。1944年1月23日就役[1]。第10水雷群に編入された[1]。
「TA28」は機雷敷設任務に12回、偵察任務に8回、陸上砲撃任務に3回従事した[2]。
1944年2月1日から26日の間に、第10水雷群は4度の機雷作戦に従事し、MTBとの交戦も発生した(「TA28」の参加状況は不明)[3]。2月16日から17日の夜、「TA28」と「TA23」「TA26」はチヴィタヴェッキアの南からラ・スペツィアの間に機雷100個とexplosive float125個を投下した[4]。2月18から19日の夜、「TA28」、「TA24」、「TA27」でテヴェレ川河口の南への機雷敷設に向かい、途中イギリス駆逐艦と思われるものやMTBの攻撃を受けるも作戦は成功した[5]。「TA28」はイギリス駆逐艦と思われるものからの攻撃で1発被弾したが不発であった[4]。また、同月にはコルシカ島のバスティア砲撃作戦[6]も実施され、「TA28」は3度参加した[7]。3月2日未明、「TA28」と「TA24」はバスティア港を攻撃[8][6]。砲撃と共に魚雷4本を発射した[8]。
4月2日から26日にかけて「TA23」、「TA26」、「TA27」、「TA28」、「TA29」のうちの2隻による機雷敷設作戦が合計10回行われた[9]。
7月6日から26日にかけて「TA24」、「TA28」、「TA29」は5回の機雷敷設や1回の沿岸砲撃などに従事した[10]。7月25から26日と7月26日[11]、「TA28」、「TA24」、「TA29」はマリーナ・ディ・ピサ・アルノ川河口間に対する砲撃作戦に従事[12]。
9月4日、アメリカ軍によるジェノバ空襲により、ドック内で「TA28」は爆弾3発が命中して転覆[13]。焼失全損となった[1]。