TUI (企業)
ドイツの旅行会社
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沿革
- TUI
TUIは1968年にベルリンで、Touristik Union International GmbH & Co. KG(観光国際連合)として設立された。当初は4つの旅行会社で構成されており、1978年には独自のホリデーツアー列車を運行するまでに成長した。
1990年、事業の共通名称を TUI Schöne Ferien (i.e. TUIの素敵な休日)とした。1995年にはTUIオランダとTUIオーストリア、1996年にはTUIスイスも設立。
株式は、1997年までにプロイスザークと西ドイツ州立銀行、ドイツ鉄道傘下のドイツ旅行代理店が、それぞれ45%、30%、25%を保有していた。
1998年、筆頭株主のプロイスザークが同社をHapag Touristik Union(ハパック旅行連合)に統合しさらに成長した。次いで2000年、HTUはTUIグループに名前を戻し、2001年にはプロイスザークの完全子会社となった。
- プロイスザーク
前身のプロイスザーク(独: Preussag AG、プロイセン鉱業鋳造会社)は、1923年に設立されたドイツプロイセン州の州立の鉱工業企業[注釈 1]。1990年代半ば、製鉄会社であるザルツギッターAGなどの工業部門を分離・売却し、旅行・海運・物流を扱うグループであると自らを再定義した。
1997年、ドイツの老舗海運企業のハパック・ロイドも買収し、1998年にはTUI、イギリス起原の旅行社トーマスクック・アンド・サンの50%株主となり、また、ルートンの旅行会社・クルーズ船運航会社のトムソン・トラベルを買収し、レジャー産業に参入した。
- 合資会社への分離
1999年2月に欧州連合の認可を受けて、プロイスザークと西ドイツ州立銀行、イギリスのカールソン会社は、共同出資の持株会社トーマス・クック・ホールディングス(Thomas Cook Holdings Ltd)を設立[5]。英米を拠点としていたトーマス・クック・アンド・サンと英国のカールソン・レジャー・グループを子会社化した。
2001年にTUIを完全子会社化するまでは、鉱工業と物流・交通を二本柱とするグループでであった。その他各国の旅行・交通関係企業を買収した。
所有会社の系譜
- ハパック・ロイド - 1997年にプロイスザークが買収。2008年から2012年にかけて売却交渉が行われた結果、一時はドイツが公的資金を投入し、ハンブルク市が株主となり、その後はチリの海運会社に吸収合併された。
- トーマスクック・アンド・サン - 1992年に西ドイツ州立銀行が買収したイギリス起原の会社。1998年、プロイサーグが50%株主となったが、反トラスト法違反状態となり、2001年にドイツの C&N Touristic AG に売却しトーマス・クックAGと改称[6]。
- トーマス・クック・ホールディングス - 1999年にプロイザーク他2社が設立した持株会社で、イギリスのカールソン・レジャー・グループ等を子会社化。
- トーマス・クックAG - 2001年にドイツの C&N Touristic AGがーマスクック・アンド・サンを買収して改称した。2007年2月、イギリスのマイトラベルグループplcを合併し、ロンドンを本社とするトーマス・クック・グループplcに改組された。
- トーマス・クック航空 - 1999年にJMC Airとして設立され、2003年にトーマス・クックAGが買収し、2007年にトーマス・クック・グループplcに移籍されたが、2019年、親会社とともに破綻。
- トーマス・クック・グループplc - 2007年のトーマス・クックAGとマイトラベルplcの合併により設立。2005年から2006年、子会社の一部をドバイ首長国及びカナダの会社に売却。しかし2019年9月23日に破綻し、旅行中だった15万人以上の帰国事業が生じた。トーマス・クックの商標権は復星国際が取得した。
- トーマス・クック・トラベルエージェンシー、ゴールデン・ゲート(eコマースプラットフォーム) - 2019年の親会社破綻に伴い、オーストリアのシグナ・グループ傘下のドイツ百貨店ガレリア・カールシュタット・カウフホーフに売却。仲介アドバイザーはプライスウォーターハウスクーパースであった[7]。シグナは2024年に破産しガレリアも縮小した[8]。
- トムソン・トラベル・グループ - 1998年にプロイサーグが買収。2002年、TUI Northern Europe LTDと改称し、TUIの完全子会社となっている。
- TUIエアウェイズ - TUIが2005年、ブリタニア航空を買収してトムソンフライと改称し、2007年にトムソン航空を設立。
現在
2013年現在のTUIは、TUIの名を冠する旅行会社を展開するほか、ヨーロッパ各地にランドオペレーター、ホテル、航空、クルーズ、小売店など多数の子会社を持つ、世界有数の旅行・観光関係企業グループである[9]。旅行会社のグループ企業としては、イギリスのトムソン、フランスのヌーベル・フロンティエール、デンマークのStar Tour、フィンランドのFinnmatkatなどがあり、航空会社のグループ企業(TUI航空グループ)としてTUIフライ・ドイッチュラント、トムソン航空などがある[10]。2018年に現地ツアー・アクティビティ予約サイトのMusementを買収し傘下に加えている[11]。