TVJ
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正体不明の武装グループに占拠されたテレビ局を舞台に繰り広げられるサスペンスアクションで、テレビ局員の女性が武装グループに立ち向かう姿を描く。
本作は『リカ』でホラーサスペンス大賞を受賞してデビューする以前にサントリーミステリー大賞で優秀作品賞を受賞した著者の処女作でもある。その後『別冊文藝春秋』で推敲された上で247号(2003年9月号)から253号(2004年9月号)まで連載され、2005年1月に単行本化、2008年に文庫本化された。
タイトルはテレビジャックと舞台となるテレビジャパンのダブル・ミーニングとなっている。
ストーリー
お台場に移転したテレビ局「テレビジャパン」の経理部の女性社員・高井由紀子は周りの友人達の結婚を見送りながら30歳目前の歳となり、長年交際してきた恋人の岡本圭との関係にも終止符が打たれると思われた矢先、岡本から結婚のプロポーズされた。
由紀子が勤める高層ビルのテレビジャパンでは移転記念を兼ねて72時間テレビの生放送が開始されていた。だが放送途中に正体不明のテロリストがテレビジャパンを占拠する大事件が発生する。テロリスト達に人質にされた由紀子だったが、あるアクシデントからビルから転落してしまう。警察がテロリストとの交渉に入る中、偶然にも命の危機を脱することが出来た由紀子は、人質になった岡本を救うため単身テロリスト達に立ち向かっていく。