デパティエ・フレレング・エンタープライズは当初、1978年のテレビアニメ『Godzilla』(日本未放送)を制作する予定だったが、ハンナ・バーベラが『The New Fantastic Four』を制作することになっていた。しかし、デパティエ=フレレングのリー・ガンサーが『ファンタスティック・フォー』の権利を取得したことで、ハンナ・バーベラが抗議した。このため、NBCが両スタジオ間で合意を仲介し、デパティエ=フレレングが『The New Fantastic Four』を制作し、ハンナ・バーベラが『ゴジラ』を制作することになった。[6][7]
ユニバーサル・ピクチャーズの幹部であるフランク・プライスは、マーベル・コミックのいくつかのキャラクター(ヒューマン・トーチを含む)をオプション契約していたため、このシリーズにはヒューマン・トーチを登場させることができなかった。[7] 中心的なキャラクターの権利が制約された結果、スタン・リーは、新たなチームメンバーを作ることを決定した。この新キャラクターは、映画『スター・ウォーズ』のR2-D2からインスピレーションを受けたものだった。[7] デイブ・コックラムは当初このロボットキャラクターのデザインを依頼されたが、ヒューマン・トーチを置き換えるアイデアを嫌っていたため、ゴミ箱やランプに車輪を付けたような酷いデザインを故意に提出した。[7] その後、ジャック・カービーにデザインの仕事が引き継がれ、ZZ-123という名前の流線型の飛行ロボットがデザインされ、最終的にH.E.R.B.I.E.と改名された。[7]
当初、ハンナ・バーベラでの制作が計画されていた際、ゴールド・キー・コミックスのハンナ・バーベラ路線で執筆していたマーク・エバニアは、会社側がジャック・カービーのスタイルを求めていることを知った。これを受けてエバニアはアニメーション・ディレクターに連絡を取り、カービーがこのプロジェクトに参加可能であると伝えた。[6]カービーはこの作品で仕事をすることを許され、マーベル・コミックはカービーの仕事がマーベルとの契約条件を満たすものとみなすことに同意した。[6]シリーズ制作中、マーベル・コミックス(当時の社長はジェームズ・ガルタン)は、テレビネットワークとの直接取引を行うため、アニメーション会社になるべきだと決定し、デパティ=フレレングと提携してマーベル・プロダクションを設立した。[6]
一部のエピソードは、スタン・リーとジャック・カービーが手掛けた初期の冒険を直接翻案したものだったが、放送基準や時間制限に従って変更が加えられることがあった。[8] シリーズに携わった脚本家のロイ・トーマスは、例えば「ザ・シング(Ben Grimm)が人間や獣、怪物を殴ることが許されない」というような制約について語っている。[8] また、銃火器の描写も厳しく禁止されており、トーマスは「スター・トレック(宇宙大作戦)」のフェイザーに似た武器を使用するシナリオを作ったが、テレビ局から「どのような銃も認められない」と指摘され使え仲った。[8]
スタン・リーはマーガレット・ロエシュ(Margaret Loesch)に送った個人的な書簡の中で、番組の質に不満を示し、第2シーズンでは変更を加える意向を示唆した。[6] しかし、ザ・シング役の俳優 テッド・キャシディの死去に加え、NBCの当時の社長フレッド・シルバーマンが番組を嫌い、質が低いと見なしてテレビ局から外したため、第2シーズンは制作されなくなった。[6]