インドネシア時間
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インドネシアで使用されている標準時は、UTC+7からUTC+9の時間帯である。

黄色がUTC+7、黄緑色がUTC+8、水色がUTC+9である。
- インドネシア西部標準時 (インドネシア語: Waktu Indonesia Barat/WIB) (UTC+7)
- インドネシア中部標準時 (Waktu Indonesia Tengah/WITA) (UTC+8)
- インドネシア東部標準時 (Waktu Indonesia Timur/WIT) (UTC+9).
これらの時間帯区分は、1987年大統領令第41号(Keputusan Presiden No. 41 Tahun 1987)に基づき1988年1月1日から施行され、現在も有効である。
インドネシアでは季節変化が小さいため、他の東南アジア諸国と同様に夏時間は導入されていない。
歴史
時間帯の標準化がインドネシアで初めて行われたのは、オランダ領東インド時代である。1908年5月1日に公布された政府決定(Governments Besluit)により、中部ジャワ州地域に特別な時間帯が設定され、バタヴィアの現地時刻より12分進んだ(UTC+07:12)。
1918年には、オランダ当局が西スマトラ沿岸居留地(パダン)に対し、中部ジャワ時間より32分遅い時間(UTC+06:40)を導入し、さらにボルネオ南部・東部行政区(バリクパパン)にはUTC+08:20を設定した。
1924年1月1日には中部ジャワの基準時がUTC+07:20に変更された。また、Hoofden van Gewestelijk Bestuur in de Buitengewesten(外地行政長官)はジャワ以外にも複数の時間帯を追加した。すなわち、バリ・ロンボク居留地は中部ジャワより22分進んだUTC+07:42、セレベス(マカッサル)は38分進んだUTC+07:58、タパヌリ居留地は45分遅いUTC+06:35とされた。さらにパダンの時間も7分進められUTC+06:47となった。[1][2]
1932年、オランダ領東インド政府はStaatsblad第412号により時間帯を再編し、30分刻みの6つの時間帯に分割した。[1][2]
| 時間帯 | 基準時 | 対象地域 | |
|---|---|---|---|
| インドネシア語 | オランダ語 | ||
| 北スマトラ標準時 | Nord-Sumatra tijd | UTC+06:30 | アチェ州、メダン、パダン |
| 南スマトラ標準時 | Zuid-Sumatra tijd | UTC+07:00 | ブンクル州、パレンバン、ランプン州 |
| ジャワ標準時 | Java tijd | UTC+07:30 | ジャワ島、バリ島、マドゥラ島、カリマンタン島 |
| セレベス標準時 | Celebes tijd | UTC+08:00 | スラウェシ島、ヌサ・トゥンガラ諸島 |
| マルク標準時 | Moluccas tijd | UTC+08:30 | テルナテ、ナムレア、アンボン、バンダ諸島 |
| ニューギニア標準時 | Nieuw-Guinea tijd | UTC+09:00 | パプア[3] |
1942年3月23日に始まった日本によるオランダ領東インド占領期には、全域が日本標準時(UTC+09:00)に統一された。
インドネシア独立宣言後は再び6時間帯制に戻されたが、1947年12月10日、オランダは一方的に4時間帯へ統合した。[1][2]
- UTC+07:00(スマトラ)
- UTC+08:00(ジャワ、カリマンタン、スラウェシ、ヌサ・トゥンガラ)
- UTC+09:00(マルク)
- UTC+09:30(パプア)
インドネシアの主権承認後、1950年大統領令第152号により1932年の6時間帯制に戻されたが、当時オランダが支配していたオランダ領ニューギニアは別扱いとされた。[1][2]
1963年5月1日にパプアがインドネシアへ編入されると、同年の大統領令第243号により3時間帯制が導入された。
1988年には現行制度に調整され、バリ州はWITAへ、西カリマンタン州および中部カリマンタン州はWIBへ移された。[1][2]