UNIVAC 1104
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概説
UNIVAC 1104 は、スペリーランド社の一部門である Engineering Research Associates(ERA) (英語版)によって開発された。UNIVAC 1104は、UNIVAC 1103 のアーキテクチャを一部受け継ぎながらも、ワード長を 36ビットから30 ビットに短縮し、制御用コンピュータとして設計されたとされる。
1104 の設計は、アメリカ空軍とウェスティングハウス( Westinghouse Electric)の要請に基づいて行われた可能性が高く、書面で明らかになっている搭載例はボマーク地対空ミサイルシステム(BOMARC)の誘導装置とされる。ミサイル制御用途なので、1104は小型化・信頼性向上・応答速度を重視していたと考えられる。
兵器制御コンピュータなので、軍事機密に属しており、公開された情報はきわめて少ない。このコンピュータに関する主要な情報源は、Unisys社員による空軍基地内のミサイル開発現場への出張に関する報告書(1958年10月21日付)や、Unisys社元技術者による技術史団体である 「VIP Club」による言及である。[注釈 2]
- 1104の概要(詳細不明)
- ワード長 -30ビット
- 設計元 - スペリーランド / Engineering Research Associates (ERA)
- 開発年 - 1957年(推定)
- 用途 - 誘導制御、リアルタイム計算、航空兵器システム支援
- ロジック回路 - 1103系の回路設計を基にしつつも独自仕様(詳細不明)。主に真空管ロジックモジュールで構成されていた[1]。
- メモリ - ドラムメモリ[2]
詳細な内部アーキテクチャや命令セット、クロック周波数、入出力装置に関する資料は公開されていない。寸法、重量なども不明。
- 歴史
UNIVAC 1104 は、1957年ごろに設計されたとされる。その契約書も、試作、製造、納入に関する資料も一般には公開されていない。
主要な情報源である VIP Club(Unisys社元技術者による技術史団体)の記録によると、1104はボマーク・ミサイル誘導システム(BOMARC)の誘導システムのプロトタイプとして使われた[3]。その後の記録では、より新しい制御用コンピュータのUNIVAC G-40(軍用型番 AN/USQ-20) に置き換えられたとされる。