WM・P489
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WM-P489は、レーシングカー。
1989年のル・マン24時間レースにおいて、サルテサーキットのユノディエール直線部分で407km/h (後に同年に発売された405の宣伝のため記録を405km/hに修正) という驚異的な記録を樹立したWM-P88の最終型として、ウェルター・ムニエ(WM)により開発されました。
ウェルター・ムニエ(WM)はプジョーからのデザイナーであるジェラール・ウェルター、ミシェル・ムニエにより設立された小規模なチームです。
1976年からセカテバWMプジョーとしてエントリーしておりそのエントリー名からしてセカテバWMプジョーという名でも知られています。
ウェルター・ムニエ(WM)には少し変わった目標があり他のメーカーはタイムや走行距離を重点視することが一般的ですがウェルター・ムニエ(WM)にはル・マンでの最高速を樹立するという重点視するべきことを真っ向から否定しにいく少し変わったチームです。
参戦初期はまだ完走する意思があったようで何回か完走している事実はあります。一時期にはポルシェなどのチームが参戦する中全体の4位という成績を収めていたりしていましたがやはりプライベーターとして参戦していただけでありル・マン参戦自体にはプジョーの支援を受けていませんでした。なので年が経つにつれだんだん周りと対等に張り合えなくなっていきました。ウェルター・ムニエ(WM)としてはもう張り合えないととっくに分かりきっていたのでマシンを変化させ直線だけを早く走らせることを重点視し始めました。その結果P85、P86、P87、P88と見てきてもエアロがとても特徴的な形になりました。これは他の専門家などからこのマシンは曲がる気がないと言われてしまう程でした。こんなにある意味ぶっ飛んだチームが誕生してしまうのもル・マンのまた違った面白みです。
WM・P489
今回の本題であるWM・P489についてです。
先程書いたようにWM・P489はウェルター・ムニエ(WM)によってWM・P88の最終型として開発されました。この曲がる気のない車のエンジンには前年型のWM・P88と同じくプジョー製3LV6エンジンにツインターボを搭載し950psを繰り出します。聞いただけでも恐れてしまう数字です。曲がる気なしとなればこうも恐ろしいマシンへと変わってしまいます。前年型であるWM・P88が記録を樹立したように期待を裏切らず、最高速は不明ですがWM・P88と遜色[1]、なしのストレートではぶっちぎりなスピードをもたらしたようです。耐久性についても前年型のWM・P88が22周でリタイアしたにもかかわらず最終型のWM・P489では炎上事故によりリタイアしてしまいましたが110周と5倍の記録を収めています。まるで最高速を測るためのレースのよう。