ZONE (漫画)
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この作品は、2003年から2005年にかけて同じく銀杏社の漫画街にて発表されていた「怪魍奇譚-見える話-」の好評を受けて、怪魍奇譚の完結後わずか5ヶ月で発表された作品である。それまでのかとう作品に見られたミステリーという題材のほかにSF的な見解も取り入れたSF冒険ミステリーという今までのかとう作品には無かった新たな試みの作品となっている。
ほとんどの話で出演しているのは主人公5人だけであり、脇の登場人物は片手で数えるほどしか登場していない。また、全ての話を1話32ページで構成している。
作者自身も、冒険というそれまでの作品では『チョコボ』や『ワールドヒーローズ』くらいの作品でしか扱わなかった題材であるために、話そのものが最終話までいったいどういう展開になるのかが予測ができなかった作品であると後に語っている。また、作者は最終話のラストそのものもこれが本当に現実であるか?を読者に委ねるとしていると語っている。
あらすじ
中学生の白戸学らは近所の廃工場にあるという地下へと冒険に出かけた。そこには25年前に放棄されたと言う地下鉄の建設途中のホームと暗い洞窟があり、学たちは洞窟の奥まで探検することにする。しかし、そこはとても現実とは思えない不思議な空間『ZONE』への入り口であった。何とか危機を脱した学たちであったが、洞窟から出ると街の様子がいつもと異なることに気付く。そこがまだ洞窟の中であることを知った彼らは現実世界へと戻るために奮闘する。
登場人物
- 白戸学
- 中学1年生の少年。5人のリーダーで通称マナブ。洞窟探検を最初に持ちかけたのは彼であり、最初のうちはふざけて小学生の二人をからかったりしているものの、次第に洞窟探検を持ちかけたことに自責の念を覚えるようになる。
- キヨシを弟のように接しており、頼りないキヨシにミキを守ることを叩き込んでいる。
- 緑川雪乃
- マナブとタッキーと同級生の少女。ミキの姉で気が強い女性。通称ユキノ。小学生のミキとキヨシのよきお姉さんとしても活躍している。
- 青木拓也
- マナブ、ユキノらと同級生の少年。通称タッキー。メガネが特徴的で秀才。ZONEの謎を最も早い段階から察知し、現実世界へ帰る術を模索する。
- 幼い頃にいじめにあっており、現在の4人は生まれて初めてできた友達と言える存在である。
- 赤井清
- ミキの彼氏で小学三年生。通称キヨシ。肥満体型と常にかぶっている帽子が特徴。怖がりな性格であるが、ミキを守るためなら涙を流しつつも気丈に振舞っている。
- 緑川美紀
- ユキノの妹。小学一年生と5人の中では最年少。2歳年上のキヨシと順調に付き合っているようである。ZONEが何であるかはまだ幼いこともあり、成長するまであまり理解し切れていない様子であった。元々は双子であったが、もう一人の子は産まれてまもなく亡くなってしまう。最年少であるが、現実に帰れないというストレスからなのか最終回では最初に悲しい運命を辿る事になる。
- マキオ
- ZONEの意志が具現化された存在。