「生意気なジャッキー」のはがき
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「生意気なジャッキー」のはがき(「なまいきなジャッキー」のはがき、英:Saucy Jacky postcard)は、1888年にイギリス・ロンドンで起きた切り裂きジャック事件(ホワイトチャペル殺人事件)に関する書簡。1888年10月1日の消印でロンドンのセントラル・ニュース・エージェンシーに届いたものであり、差出人は当時ホワイトチャペル周辺で起こっていた猟奇殺人事件の犯人・切り裂きジャックを自称していた。当時、犯人を名乗る手紙が数多く捜査当局やメディアに送られており、信憑性については諸説あるものの、当時の警察は有力証拠とみなし、筆跡から手がかりを得られることを期待して複製版を発行したほであった[1]。
なお、本書簡のオリジナルは事件発生の数年後に警察資料から紛失しており、現在も見つかっていない。

1888年10月1日に消印が押され、同日に受け取られたこの葉書には、9月30日の早朝に殺害された2人の被害者、エリザベス・ストライドとキャサリン・エドウッズについて言及されている[2]。 この中で「警察のために耳を切り落とす時間はなかった」という箇所は、以前にセントラル・ニュース・エージェンシーが受け取った「親愛なるボスへ」の手紙の中で予告されていた被害者の耳を切除して警察に送りつけることだと考えられている。実際の現場ではエドウッズの右耳の耳たぶと耳介が損壊されていたが、この事実は公表されていなかった。
I was not codding dear old Boss when I gave you the tip, you'll hear about Saucy Jacky's work tomorrow double event this time number one squealed a bit couldn't finish straight off. Had not time to get ears off for police thanks for keeping last letter back till I got to work again.
Jack the Ripper
(日本語訳)
— Casebook: Jack the Ripper article on the Ripper letters
私はからかってなどいないさ、親愛なる古きボスへ。私がヒントをやった時、明日には生意気なジャッキーの仕事について耳にするだろう。今回はダブルイベントだ。一人目は少し悲鳴をあげて、すぐに始末できなかった。警察のために耳を切り落とす時間はなかった。私が仕事を再開するまで、前の手紙を伏せておいてくれたことには感謝するよ。
切り裂きジャックより
一部の者は、事件の発生が公表される前に投函されたものであるにもかかわらず、これほど事件の内容と一致していることからイタズラとは考えられない(秘密の暴露)と指摘している。しかし、実際には事件発生から24時間以上経った後の消印であり、事件の詳細は記者や地元住民に知れ渡っていた[3]。