「真実」のベールを取る「時」 (ティエポロ)
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| イタリア語: La verità svelata dal tempo 英語: Time Unveiling Truth | |
| 作者 | ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ |
|---|---|
| 製作年 | 1758年ごろ |
| 種類 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 231.1 cm × 167 cm (91.0 in × 66 in) |
| 所蔵 | ボストン美術館、ボストン |
『「真実」のベールを取る「時」』(「しんじつ」のベールをとる「とき」、伊: La verità svelata dal tempo, 英: Time Unveiling Truth) は、18世紀イタリア・ロココ期の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロが1745–1750年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した寓意画である。作品は19世紀までヴェローナにあった。その後、パリに移され、何度か売却されたが、1960年にルドルフ・ハイネマン (Rudolph Heinemann) に購入され、ニューヨークに運ばれた。翌年12年13日にボストン美術館に21万ドルで売却され[1]、以来、同美術館に所蔵されている[1][2]。
ティエポロは故郷のヴェネツィアだけでなく、イタリア、ドイツ、スペインのいろいろな都市で制作した画家で[1]、宮殿の壁や天井に巨大なフレスコ画を描いたことで知られる[2]。本作はティエポロの油彩画としては最大のものの1つであり[2]、パラッツォ・オルト・アッリ・スカルツィ (Palazzo Orto agli Scalzi) を装飾するために描かれた[1]。
描かれているのは、大鎌と砂時計、チャリオット (戦車) によって特定される「時」が、若い女性によって擬人化された「真実」の纏うベールを剥いでいる場面である[1]。「真実」の肉感的な美しさは、有翼の褐色の肌の「時」の姿によって一層際立っている[2]。キューピッドは「時」の前に無力化した地上の愛を表しており、その愛の矢は地面に置かれている[1][2]。右側に描かれているオウムは「真実」の敵で、「虚栄」と「欺瞞」を表す。「真実」の頭上の太陽は、彼女を象徴するエンブレム (表象) である。一方、彼女の足元の地球儀は、地上の世界を象徴する[2]。
官能性と見紛うことのない壮大さにより、ティエポロは主題を生き生きとしたものにしている。金色の布地と「真実」の頭上で輝く太陽に彩られる、この魅惑的な絵画は、パラッツォ・オルト・アッリ・スカルツィの大広間できらめいたロウソクの光に照らされ、輝きわたっていたことであろう[1]。