近鉄19200系電車
近畿日本鉄道の特急形電車、観光特急
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概要
車両
改造対象となったのは12200系のうち4両編成の12256F(モ12256 - サ12156 - モ12056 - ク12356)であり[注 1]、改造に当たって形式は19200系に変更され[1]、番号もモ19201 - サ19351 - モ19251 - ク19301にそれぞれ改番された。
改造は車体内外に集中しており、走行機器などは12200系時代から変更はない。
車体色は奈良への観光特急という用途から、平安時代に紫色が高貴な色とされたことを意識し、紫檀メタリックと呼ばれる紫系の塗色■に金の差し色■、加えて側面には正倉院の宝物である螺鈿紫檀五絃琵琶の花柄をイメージしたラッピングを施した。前面は貫通路とそのカバー、方向幕が埋められ非貫通化[注 2]され、方向幕の跡に東京オリンピック2020のメダルデザインを担当した川西純市がデザインした、鳳凰などの瑞鳥が花枝などを咥えた吉祥文様である花喰鳥をモチーフにしたエンブレムが取り付けられた[2][3]。なお、側面の行先表示器は12200系時代からの幕式のものを引き続き使用しており、通常使用しない「名古屋ゆき」や「宇治山田ゆき」などの表示も残されている。
窓配置などについても、2号車となるモ19251は後述するサロンシート化・販売スペース設置にともない窓配置を変更し、山側に位置するサロンシート部分の窓寸法を1.2m×横2mに拡大。3号車となるサ19351はバリアフリー対応のため、洗面所を車いす対応に変更した他、乗降扉を引き戸化して移設・拡大した[3]。
室内も観光特急仕様に全面変更された。座席は従来の鉄道座席製造業とは異なり、家具製造業メーカーに依頼し特注で製造したものを装備し、テーブルは景色が見えるように45度の三角型にし[4]、1・3・4号車にツインシート(2名用。3号車は車いす対応のため一部スペースは座席がない)、2号車となるモ19251は、海側に通路を寄せてサロンシート(3 - 4名用)と軽食・飲料などを扱う販売カウンターを設けた。販売カウンターにはかつての「スナックカー」のロゴプレートも掲出されている[3]。3・4号車には大型荷物置き場を備え、1号車は同様のスペースに奈良などに関連した書籍を備えたライブラリーを設置した。リラックスできる環境を目指したため、座席数は4両合計で84席で改造前の1/3程度となっている[5][1]。
- 車内(4号車)
- ツインシート
- サロンシート
- 販売カウンター