かいらぎ
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井戸茶碗(高麗茶碗の一種)の製作地は全く解明されていなかった。韓国説もあり日本国内説もあった。しかし、韓国慶尚南道の古窯跡で井戸茶碗らしき陶片が発見され、2000年、鎮海市で山口大学農学部の宇都宮宏が井戸茶碗の高台分部を採取し成分分析、2001年、韓国慶尚南道発展研究院歴史文化センター(鎮海市、現昌原市鎮海区)が調査、井戸茶碗の製作地は鎮海市熊東面洞里であることが判明した。この地では、李朝前期には刷毛目の粉青沙器や白磁が焼かれていた。井戸茶碗は日常雑器か祭器ではないかと言われていたが、韓国では完全な形の器が発見された場合は珍しい。祭器の所有者が死亡した場合には、器を砕いて地中に埋める風習だと推測される。(韓国の所蔵品)
井戸茶碗の名称は井戸覚弘からきている。
大井戸茶碗 銘 喜左衛門 原色日本の美術 請来美術(陶芸)P90
高麗茶碗のうちでも最も高名な茶碗で、もと本多忠義が所有したところから本多井戸ともいわれる。いわゆる大井戸茶碗の代表作。高台脇から底裏まで俗に「かいらぎ」と呼んでいる釉薬のちじれが不規則に現れており、一部に釉の剥落もみられて、姿の強さをいっそう際立ったものにしている。かいらぎは釉薬に貝の灰を使うためにおこるものとされているがこの茶碗ではその現れ方が特に激しく、変化に富んでいる。
井戸茶碗の成分解析
山口大学農学部 宇都宮宏氏による井戸茶碗の成分解析
茨城県工業技術センターによる鮫肌釉の再現 2目的
