くじゃく座イプシロン星

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赤経 (RA, α) 20h 00m 35.5515303087s[2]
赤緯 (Dec, δ)−72° 54 37.812955563[2]
くじゃく座ε
ε Pavonis
星座 くじゃく座
見かけの等級 (mv) 3.96[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  20h 00m 35.5515303087s[2]
赤緯 (Dec, δ) −72° 54 37.812955563[2]
視線速度 (Rv) -8.13 ± 0.52 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: 81.002 ミリ秒/[2]
赤緯: -131.990 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 31.2593 ± 0.1916ミリ秒[2]
(誤差0.6%)
距離 104.3 ± 0.6 光年[注 1]
(32 ± 0.2 パーセク[注 1]
絶対等級 (MV) 1.36[3]
くじゃく座ε星の位置(赤丸)
物理的性質
半径 1.74 R[3]
質量 2.31 ± 0.09 M[3]
表面重力 (logg) 4.32 ± 0.02 cgs[3]
自転速度 85 km/s[4]
スペクトル分類 A0 V[1]
光度 30.2 ± 1.4 L[3]
有効温度 (Teff) 10,190 K[5]
色指数 (B-V) -0.03[1]
色指数 (U-B) -0.05[1]
色指数 (R-I) -0.03[1]
金属量[Fe/H] -0.04[5]
年齢 4×107[6]
他のカタログでの名称
CPD-73 2086, FK5 748, HD 188228, HIP 98495, HR 7590, SAO 257757[2]
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くじゃく座ε(くじゃくざイプシロンせい、ε Pavonis、ε Pav)は、くじゃく座恒星である。見かけの等級は3.96と、肉眼でもみることができる明るさである[1]年周視差に基づいて太陽からの距離を計算すると、約104光年である[2][注 1]アルゴ座アソシエーションに属する若い恒星で、その周囲では淡い塵円盤が検出されている[7][8]

星周円盤

大きさの比較
太陽 くじゃく座イプシロン星
太陽 Exoplanet

くじゃく座ε星はA型主系列星で、スペクトル型はA0 Vと分類される[1]。表面の有効温度は概ね1万K光度太陽の30倍程度、半径太陽のおよそ1.74倍で、質量太陽のおよそ2.3倍と見積もられている[3]

くじゃく座ε星はその空間運動から、運動星団アルゴ座アソシエーションの一員と考えられ、くじゃく座ε星の年齢もアソシエーションと同じく、4000万年前後と考えられる[7][6]

くじゃく座ε星の周囲からは、遠赤外線での赤外超過が検出されている[7]。遠赤外線の放射は、ハーシェル宇宙天文台によって空間的にも分解され、その形状もある程度わかっており、低温の星周塵からなる残骸円盤英語版と考えられる[8]。円盤の大きさは、波長によって違ってみえるが、単純には見かけの長半径が3.3秒角、実半径にして107 au、傾斜角が34星周円盤で説明できる[8]。くじゃく座ε星の星周円盤は、恒星の光度に対し円盤の赤外線光度が20万分の1以下で、だいぶ暗い[7][9]。円盤は、塵の温度がおよそ80 K、塵の全質量は地球の3万分の1程度と見積もられる[5][9]。円盤の特性は、塵の成分が多孔質粒子や非ケイ酸塩粒子であるとみられ、また恒星の放射圧によって短期間で散逸するような細かい粒子が、比較的最近供給され、未だ残っていることも示唆する[8]。このことは、太陽系外彗星のような事象を想起させるが、星周ガスの証拠が検出されておらず、その存在は確認できていない[10]

名称

中国ではくじゃく座ε星は、孔雀拼音: Kǒng Què)という星官を、くじゃく座η英語版くじゃく座π英語版くじゃく座ν英語版くじゃく座λ英語版くじゃく座κ英語版くじゃく座δくじゃく座βくじゃく座ζ英語版くじゃく座γくじゃく座αと共に構成する[11][12]。くじゃく座ε星自身は、孔雀九拼音: Kǒng Què jiǔ)すなわち孔雀の9番星といわれる[12]

脚注

関連項目

外部リンク

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