「さよなら! 街の恋人たち」は、アルバム『24時』[注釈 1]からの先行シングル。ミュージック・ビデオが制作され、後にコンプリート映像集『Teenage Flashback 1995-2000』[注釈 2]に、初公開となる30分のムービー・バージョンと共に収録された。この曲はサウンド・アライブにて、1998年2月17日 (1998-02-17)に曽我部恵一のアコースティック・ギターとボーカル、田中貴のベース、丸山晴茂のドラムス、高野勲のエレクトリック・ピアノ、新井仁のアコースティック・ギターによる一発録りのベーシック・トラックを録音。第3テイクがベストとされたが、ボーカルとアコースティック・ギターを同時に録音したため、間奏部で曽我部がした咳払いを取り除くことが不可能となってしまった。それでもこれがOKテイクとなり、咳払いはそのまま生かされることとなった。その後、このテイクに田中・新井・高野によるコーラスのダビング、アコースティック・ギター・ソロのダビングを経てラフミックスが作成された。翌2月18日にハーモニカおよび丸山・曽我部の2人によるボンゴがオーバー・ダビングされ、第1ミックスが作成された。シングルに収録されたのはこの第1ミックスで、アルバム『24時』[注釈 1]には、3コーラス目の曽我部によるコーラスを差し替え、丸山のボンゴのみを抜いた第2ミックスが収録された[2]。2013年 (2013)リリースの2枚組ベスト・アルバム『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』[注釈 3]に収録された。
「黄昏」はサウンド・アライブにて3月20日、埋もれていたタイトルのない新曲を“とりあえず”という形でレコーディング。曽我部のエレクトリック・ギター、田中のベース、丸山のドラムスのベーシック・トラックに曽我部のファズ・ギター、アコースティック・ギター、ボーカル、コーラス、田中のエレクトリック・ピアノを重ね、丸山のタンバリン、3人の手拍子が加えられたが、この際タンバリンとハンド・クラップはフェンダーのリバーブBOXとVOXのアンプを通して録音された。この日のうちに最終ミックスが完成したが、4月2日に「黄昏(バージョン2)」のレコーディングが再度行われた。曽我部のエレクトリック・ギター、田中のベース、丸山のドラムスでリズム・トラックをレコーディング。第4テイクに曽我部のアコースティック・ギター、ボーカル、コーラスがダビングされ、シングルのバージョンとはテンポもアレンジも大きく変わったものになった。その後、丸山のタンバリンと3人のハンド・クラップを入れて、ミックスを開始。ステレオ・ミックスが完成したが、シングル・バージョンに比べ迫力に欠けたため、後日再度モノラル・ミックスが作られることに決定した。翌4月3日に再度ミックスされたが、「黄昏(バージョン2)」は数日後ボツとなり、結局シングルに収録されたバージョンに音を加え、ミックスを施すことにより、アルバム『24時』[注釈 1]にも収録する方針が取られた[2]。
「3月29日のバラード」はアルバム未収録曲。3月29日にスタジオ・テイクにて曽我部のエレクトリック・ギター、田中のベース、丸山のドラムスでリズム・トラックをレコーディング。第1テイクでOKとなった。これに曽我部のボーカルと田中のコーラスがダビングされ、最後にありとあらゆる方法で歪ませたエレクトリック・ギターが曽我部と田中により何種類かダビングされた。この日のうちに最終ミックス2種類が完成した[2]。後にミディ在籍時の楽曲を網羅した完全生産限定コンプリート・ボックス・セット『“MIDI” COMPLETE BOX』[注釈 4]の『アルバム未収録曲集 II』に収録されたほか、ベスト・アルバム『Best Flower -B side collection-』[注釈 5]に収録された。