1100年ころ、難波にいた長者のもとに男性がやって来て長者の娘との結婚を願うが、そのとき家の天井裏から「この娘はおれがもらう娘だ」と怖ろしい鬼のような声が響く。おそれおののいた男性が逃げようとすると「命を取ろうか、顔を取ろうか」と再び声が響いて来たので、長者の親たちがとっさに「顔」と答えたところ男性は何物かによって顔を吸われてしまい、端正だったその顔は鼻のまわりに目鼻の寄ってしまった全く別の顔になってしまった[1]。
天井裏から響いて来た鬼のような声の主が「すいこみ」であると考えられるが、姿かたちはどのようなものかは不明[1]である。