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つながらない権利

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つながらない権利(つながらないけんり、英語: right to disconnect)とは、労働者が労働時間外には仕事の携帯電話や電子メール(Webメール)等などへの対応を拒否できる権利のことである[1][2]。

21世紀に入り、スマートフォン(スマホ)などインターネットにも接続できる携帯電話が普及し、労働者がどこにいても電話やメール、SNSで連絡できるようになった。雇用形態や勤務時間の自由度が増した一方で、勤務時間とプライベートな時間の境界が曖昧となる問題が生じている。勤務時間外における業務連絡への対応は、実質的な時間外労働にあたるとして問題視されるようになった。フランスでは2016年に従業員50人以上の企業を対象に、業務時間外の「つながらない権利」に関する労使協議を義務づける改正労働法が成立し、翌年施行された[3][4]。イタリア、ベルギー、スペインでも「つながらない権利」の法制化がなされ、欧州議会の2021年決議は「つながらない権利」をEU指令として制定することを欧州連合(EU)加盟国に求めた[5]。EU外でもカナダの一部州やメキシコで「つながらない権利」の法制化がなされ、イギリスでは労働党が法制化を目指している。ポルトガルでは、2021年に企業が就業時間外の従業員に連絡することを原則として禁じ、違反企業には売上高に応じて罰金を科す法律を成立させた[6]。

フランスの調査では管理職の77%がバカンス中でも通信機器に接続したと回答し、このうち82%は「通信がストレスになる」と答えた。青山学院大学教授(労働法)の細川良は「休暇を重視するフランスでさえ、スマホがもたらした利便性の波にのまれた。休息の質と量をいかに確保するかが問われる時代になっている」と話す[7]。

日本における動向

脚注

関連項目

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