なめる

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なめる』は、古典落語の演目。別題は『重ね菊』(かさねぎく)、『菊重ね』(きくかさね)[1]

若い女性の身体にできたできものの治療を題材とした艶笑噺(バレ噺)である。ただし演者の一人だった6代目三遊亭圓生は「これは色っぽいなんて噺ではなく、ただ色っぽいように、その前(引用者注:女性が治療を八五郎に頼む前)までは、聞かせなければいけない噺だと思います」と述べている[2]

飯島友治によると、話の原型は安永年間(1775年前後)にはあったという[2]

4代目橘家圓蔵(品川の圓蔵)が得意とし、6代目三遊亭圓生に伝えられたとされ[1]、6代目圓生自身は4代目圓蔵から聞き覚えた噺と述べている[2][注釈 1]

※以下、東大落語会編『落語事典 増補』掲載の内容に準拠する[1]

さる令嬢が乳房の下にできものができて困っていた。治療法が「四つ年上の男に患部をなめてもらう」ことしかないため、令嬢は女中連れで芝居見物に出向いて適任者を探し、八五郎に目を付ける。八五郎は令嬢たちから歓待を受け、令嬢が自分に気があると早合点してしまう。「二人しか住人がいない」という邸に招かれて、ここでももてなされてから令嬢にできものをなめるよう指示され、やむなく実行した。すると令嬢は、酒乱の叔父が来ると言って帰宅を促す。翌日、八五郎が邸を再訪すると空き家になっており、隣人に尋ねると「お嬢さんのできものを治すために四つ年上の男になめさせたが、また来るといけないからと夜のうちに転居した」と告げられる。それを聞いて八五郎は卒倒し、目を覚ましたところで気付けに宝丹をなめろと言われて「いやあ、もうなめるのはこりた」。

バリエーション

脚注

参考文献

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