ふゆから、くるる。

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ふゆから、くるる。』は、シルキーズプラスから2021年9月24日に発売されたアダルトゲームであり、すみっこソフトで展開されていたSF四季シリーズの最終作である[1]

2023年5月25日にはPlayStation 4およびNintendo Switchへの移植版が発売された[2]

あらすじ

とある全寮制の学園には、不老不死の少女たちが集められていた。彼らは「大人になった後にだんだん幼くなり、赤子に戻った後再び大人に向けて成長する」というサイクルを有していたことに加え、殺されても蘇生できた[1]。また、彼女たちは天才として認められると、卒業できるという仕組みになっていた[1]

ところが、ある日、手芸部部長の月角島 ヴィカが手首を切られて死亡する事件が起こる[1]。さらに翌日、霜雪 しほんという女子生徒が頭を切断された上に隠される形で死亡する[1]。しほんの親友である主人公・空丘夕陽は、生徒会長・星都 チエミの許可を得たうえで「名探偵」を名乗り、事件解決に乗り出す[1]

登場人物

空丘 夕陽(そらおか ゆうひ)
声:月野きいろ[1]
本作の主人公。小心者ながら、しほんの死の真相を突き止めるべく「名探偵」として調査に乗り出す[1]
霜雪 しほん(しもゆき しほん)

声:猫村ゆき[1]

夕陽の親友。自分勝手な性格だが、甘えるのが得意なため、自分の都合のいいように事を進めやすい。なぜか夕陽にたいして異様にこだわっていた[1]
水名 とりねこ(みずな とりねこ)
声:上原あおい[1]
夕陽の助手として行動を共にする女子生徒。仲間想いな反面、余計なことを言いがち[1]
宇賀島 ユカリ(うがじま ユカリ)
声:かわしまりの[1]
学園の殺人鬼としてふるまう女子生徒で、その視点から夕陽に協力する。実際に他者をナイフで刺すことがあるものの、生徒たちの性質上殺人として成立していない[1]
宇賀島 ベルリン(うがじま ベルリン)
声:かわしまりの[1]
ユカリの一卵性双生児の姉妹。死した生徒を迅速に蘇生させる救護班の班長を務めている[1]
星都 チエミ(ほしと チエミ)
声:青葉りんご[1]
生徒会長。幼い見た目を気にしている[1]
菊間 塔子(きくま とうこ)
声:東シヅ[1]
チエミの親友兼補佐役[1]。つい会話で他人をコントロールしてしまう傾向にある[1]
熾火 澱(おきび よどみ)
声:花澤さくら[1]
なにかと臆病な態度を取りやすい少女[1]。一方、殺人の話になると攻撃的になる[1]。ユカリに対して対抗可能な人物[1]
月角島 ヴィカ(つきかどじま ヴィカ)
声:水野七海[1]
手芸部の部長で、他の部員が全員卒業したことにより、最後の部員となった[1]

開発

シナリオライター・渡辺僚一の中で本作の構想は『はるまで、くるる』開発終了後から『なつくもゆるる』開発前の間にある程度できており、この時点では四季シリーズとの関連性はなかった[3]。それからしばらく後、出版社からオファーを受けてこの構想を基にした小説を出そうとしていたが、執筆しているうちに四季シリーズの完結編に相応しいという考えになり、最終的に書籍ではなくアダルトゲームというかたちで商品化することになった[3]

これまで四季シリーズを展開していたすみっこそふとでの展開は幾分か厳しいということになり、シルキーズプラスへ持ち込まれた[3]。ただし、初対面のシルキーズにいきなり作品を持ち込むのは失礼であるという考えから、まずは『缶詰少女ノ終末世界』を制作し、それから本作の開発に進んだ[4]

本作は百合ものとしてスタートしたが、なぜ女性しかいないのかといった点などに対するSF的な理由付けをしていくうちに「百合」が破壊されていった世界観へと発展していったと渡辺はアダルトゲーム雑誌『BugBug』2021年9月号でのインタビューの中で語っている[3]

本作においては一般的な推理小説の範疇で暴力的なシーンがある[3][注釈 1]

グラフィック

本作の原画は、なのはなこひなと、あめとゆきの2人が担当した[3][注釈 2]。なのはなは本作が初めてのゲームの原画である[3]。また、あめとゆきは本作ではじめてシルキーズ作品に参加した[3]

脚注

参考文献

脚注

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