べとべとさん
日本の妖怪
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概要
創作物におけるべとべとさん
べとべとさんは、本来音だけで姿が見えない存在だが、水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』・『のんのんばあとオレ』・『コミック昭和史』などにも登場する。同作のべとべとさんは、丸い頭部に足が生えた格好で、微笑んだような愛嬌のある口が大きく開いている。図像化された姿は、伝承を基に水木が想像したものだが、水木は漫画のキャラクターとしてではなく正式に妖怪画集でも図像化・解説しており、映像作品ではアニメ『鬼太郎』第6期・実写映画『鬼太郎』第1作・テレビドラマ『ゲゲゲの女房』にも登場している。水木自身も少年時代に「べとべとさん」体験をしており、怖くて後ろを振り返れなかった事や、妖怪の事を色々教えてくれた「のんのん婆」(本名・景山ふさ)から聞かされた出会った時の対処法も、水木執筆の妖怪事典関係や各漫画等の作品に記述されている。水木の体験とのんのん婆からの教えが画集や漫画のイメージに繋がったという。消える時の仕草や図像化された姿などから、愛らしさを感じる者が多く、人気がある妖怪の一つである。鳥取県境港市の水木しげるロードには同様のデザインのブロンズ像があり、「かわいい」と声をかける女性もおり、観光客がお参りに似た気分で口に賽銭を入れることも多い[6]。鳥取県境港市の観光協会による「妖怪人気投票」の第1回(2007年発表)では9位に[7]、第2回(2009年発表)では7位に選ばれている[8]。
平成以降には、昭和期のような人間対妖怪に主題を置いた作品ではなく、人間と妖怪の共存をテーマとした作品が多くなるが、その一つとして2004年(平成16年)発表のSF小説およびアニメ作品『ぺとぺとさん』では、べとべとさんの子孫として美少女キャラクターの「ぺと子」が登場する。妖怪のような異形の存在が、時として「萌え」の対象となり得る一つの例とも見られている[9]。